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志ん輔の会 古今亭志ん輔独演会 11/19

11月19日(水)志ん輔の会 古今亭志ん輔独演会 国立演芸場

古今亭志ん輔師の真景累ヶ淵連続口演。今夜はその五回目。
寒くなってきたねぇ、と襟に顎を埋めながら家人と二人三宅坂へ。


◆瀧川鯉○ 『道灌』
にぎわい座の睦会で時折前方に上がることがありますので、私にとっては馴染みのある前座さん。
手短にまた手堅くまとめた『道灌』。

◆春風亭朝之助 『幇間腹』
一八の悲哀はまだ表現しきれていないものの、滑稽味は中々。
客席が温まりました。
朝之助さん、手応えを感じていたのではないかしらん。好演。

◆古今亭志ん輔 『真景累ヶ淵~前回までの粗筋』
前回(4/16)は前半 “迷いの駕籠”、後半は下総羽生村。
新吉、お累、お賤登場。お累の死、惣右衛門殺しあたり。

切れ場は惣右衛門湯灌場面。
死体の首に索状痕を見つけた土手の甚蔵が、新吉にじわり詰め寄るところまででした。

志ん輔師、その湯灌場面のみならず発端の宗悦殺しから丁寧に物語を起こし、登場人物を整理しながら粗筋を語ってくれました。
こうして “復習” して貰えますと各場面を思い出したりして物語に入り込み易いですね。
毎回の事ですが、実にありがたい趣向です。

◆ぴろき ギタレレ漫談
久し振りに聴きます。
味付けは変わらねど、根多は殆ど入れ替わって新鮮な感じ。
客席爆笑、とは参らずに所謂 “じわが来る” という奴。愉快な高座。
努力しているなぁ~。感服しました。

◆古今亭志ん輔 『真景累ヶ淵 其の五 上』
土手の甚蔵が新吉宅へ乗り込んできて、強請をかける場面から。
これに一分を与えて澄まし顔のお賤の造形が素晴らしい。
深川で出ていた、その玄人の雰囲気を存分に見せてくれました。

新吉とお賤は甚蔵を根本聖天山へ誘い出し、崖へ突き落とし謀殺。
うまく殺ったと一杯呑っているところへ、血まみれの甚蔵が現れますが、お賤の撃った短筒でとどめを刺されます。

物語は転じて名主惣右衛門変死後、その後を継いだ倅の惣次郎。
ある日水海道の麹屋で女中お隅と出会い、いい仲に。

お隅に横恋慕の剣客安田一角登場。
言い掛かりをつけ、お隅惣次郎を困らせますが、関取花車重吉が金剛力を発揮し鳥居の笠木と一文字を落とした為、安田一角他の剣客はこれに驚き逃げ散ったので、遺恨は残ったもののこの場は事なきを得ます。
惣次郎がお隅を身請けして女房に直すところまで。

志ん輔師、甚蔵殺しのどろどろした場面から一転、関取花車のからっとした物言いまで流石の演じ分け。
お見事でした。

~仲 入~

◆古今亭志ん輔 『真景累ヶ淵 其の五 下』
腹ぺこの山倉富五郎登場。
真桑瓜の盗み喰場面から。
この富五郎を雇い入れる惣次郎。

富五郎のお隅へのちょっかいを経て、富五郎と安田一角の謀議。
そして惣次郎殺害、と物語は進みます。
今夜の切れ場は、関取花車重吉が松脂の仕込まれた脇差を証拠に山倉富五郎を折檻し、惣次郎謀殺の真相を聞き出そうとするところ。
歌舞伎の見得ではないけれども、花車が芝居掛かって『さぁ、さぁっ!』と富五郎を責める、そんな場面。

このblogを書くのにあたり、文庫本を開いて地名人名等を確認していますが、そのちょうど三分の二ぐらいまで進みましたでしょうか。
大団円までの登場人物もほぼ出尽くしたところ。

相変わらずお見事な“怪演”の志ん輔師。次回もまた楽しみです。


予定時刻を三十分程超過して追い出し。
大劇場への坂を上りきったところで、ぴろき先生と遭遇。ご挨拶。
上へジャンバーを羽織っているものの、舞台衣装のズボンそのままだったのには驚きました。

家人に物語の粗筋を語りながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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