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落語白樺派 7/6

 7月 6日(金)落語白樺派 にぎわい座

円熟の柳家喜多八師匠、
今秋真打昇進、古今亭菊六さん

新旧、或いは静と動かな?
なかなか興味深い組み合わせの会へ、家人と連れ立ってやって参りました。

◆古今亭半輔 『たらちね』
5月晦日の菊之丞独演会でも感じましたが、この頃は自信を持って高座に上がっている印象。
堂々としてめりはりの効いた高座でした。

◆林家はな平 『黄金の大黒』
今ひとつ演者も客席も乗り切れず。
ダレちゃった。

◆古今亭菊六 『権助提灯』
主人と権助のやりとり、面白かったですねぇ。主人の大店の旦那らしい鷹揚な雰囲気と、権助の真実を突く正直な言動(本人の意識しない毒舌)が絡み合って見事でした。
内儀と妾の演技はもう、言うことないです。女性を演じさせたらこの人は絶品ですね。
ご主人が疲労困憊していく描写が浅かったのは、やや短縮版だったからかしら?
好演。

◆柳家喜多八 『鰻の幇間』
私にとって今年の初『鰻の幇間』
枕に本来の幇間の役割などを振っておいて(幇間は座敷遊びの言わば番頭さん、噺家が演ずる幇間のようにぺこぺこ媚びたりはしないそうです)、ご近所に住まわれていた三代目桜川善平師の話を少し。

喜多八師の一八、野幇間の哀愁が滲み出てるなぁ。
基本は八代目文楽師~志ん朝師型の様ですが、一八が浴衣掛けの客を思い出せずに狼狽える場面(口を開け閉めして息を吸ったり吐いたりする感じ、口は動くが言葉は出ない)で、私は先代馬生師を想い起こしました。
手銭でやってると知った一八のがらりと変わる表情、口調が面白かったなぁ。
素晴らしい高座。
喜多八師いま乗りに乗っている、という印象を持ちました。

~仲 入~

◆林家はな平 『たがや』
緞帳が上がりめくりを見てびっくり。
誰しもが菊六さん~喜多八師の後半と信じて疑わなかったと思いますが、はな平さんが喰付きなら三人でもう一席づつかな?
すぐに説明があり、喜多八師帰られたとのこと。
ちと落胆しましたが、菊六さんの主任高座を一足先に目撃する期待感で打ち消されました。

このはな平さん、地噺の方がうまく喋る様子。と言いますか会話の時の上下と声の演じ分けのめりはりに課題があるのかしら。一本調子で時折いま誰が喋ってるのか、理解出来ない場面あり。
地噺でも口調は達者なのに何か足りない感じ。
説明が多くてこちらが噺に入り込めないんです。
江戸時代と現代を行ったり来たりせず、あんこなしで噺に集中された方が良いと思いました。
照れがあるのかな?
部分々々は光るものがあるんだから、頑張って!

◆古今亭菊六 『稽古屋』
今夜の主任根多は菊六さん十八番のこれ。
真打の芸を堪能しました。
上手だなぁ。
清元も踊りも自信たっぷりに演じ、私は若い時の小朝師の稽古屋を思い出しました。
下座の姐さんとの息も合っていましたし、文句なし。好演でした。

今夜はどうした訳か客席が薄く、それを各演者も話題にしていましたが、内容は素晴らしかったですね。

家人と二人ポツリと来た雨の中、喜多八師の見事な表情と、お師匠さんになりきった菊六さんの演技の確かさを話題にしながら帰途へ。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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