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らくご・古金亭 12/20

12月20日(土)第十六回らくご・古金亭 湯島天神参集殿

今夜のらくご古金亭は主任雲助師『二番煎じ』、仲入馬生師『お富與三郎~稲荷堀』。
そして客演小満ん師『言訳座頭』、他に馬好師、菊志ん師の出演と触れられています。

雨の所為か、年末だからか、珍しく薄い入り。こんな事もあるのですねぇ。


◆金原亭駒松 『小町』
『道灌』の導入部分をたっぷり。
面白かったなぁ。

◆金原亭馬吉 『三方一両損』
来春真打昇進が決まっている馬吉さん。
“馬玉” を襲名されるのですね。
下げの仕込みで “えっちゃん” と会話に挟み、そこから “越前” へと展開したのが目新しいところ。
好演。

◆古今亭菊志ん 『汐留の蜆売り』
鼠小僧次郎吉伝より
蜆を売り歩く十歳の与吉の造形が秀逸。聴き惚れました。好高座。

◆金原亭馬好 『時計屋』~『疝気の虫』
枕で演った上方由来の『時計屋』が凄かった。
珍品を聴くことが出来て好かったなぁ。
今夜は終始徹底して破礼で通しました。好演。

◆金原亭馬生 『お富與三郎~稲荷堀』
前回掛けた『木更津』が好評だったので、続きを演ることになったそうです。
今夜は三筋の “蝙蝠安殺し” までを丁寧に追いました。

~仲 入~

◆柳家小満ん 『言訳座頭』
実は私、今晩はこれを聴きに来ました。
富の市の硬軟織り交ぜた見事な言訳。好かったなぁ。
たっぷり魅せてくれました。
うむ、期待通り。流石。

小満ん師匠、来年12月の古金亭への出演が既に決定しているとのこと。
演目は『探偵饂飩』。楽しみです。

◆五街道雲助 『二番煎じ』
『今夜はどれも主任根多で、皆さんお疲れとは存じますが、もう一席のご辛抱を・・・』

毎度お馴染み、でろれん祭文の入る独特の型。
何度聴いても素晴らしい。

登場人物の造形が大変しっかりしていますね。
役人が来たときの慌てぶりが、如何にも大店の御隠居や一家のご主人といった風情なのが好いなぁ。
慌て方がどこかおっとりしていて、下品にならない。

更に、鍋も後ろへ隠す型。
こう上品に噺を進めてくれるのが、雲助師の雲助師たるところ。
今夜もまた大いに堪能しました。


跳ねて家人が『小満ん師匠が上手だったなぁ』
『言訳座頭』のあれこれを語りながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:3 

Comment

佐平次 URL|
#- 2014.12.24 Wed10:13
雲助の「二番煎じ」、おっしゃる通り品があってしかも親しみやすく、また聴きたいなあ。
喜洛庵上々 URL|佐平次さん、コメントありがとうございます。
#SFo5/nok Edit  2014.12.24 Wed10:35
この古金亭後に私、「煎じ薬」が必要なことになってしまいました。
今夜も五拾三次の予定なのですが・・・
どこかで志ん生師匠が「言葉を綺麗に置き換える」ことが肝要で
女郎屋ではなく「貸座敷」と演るように努めていた、と聞いた覚えがあります。
本文に書きました人物造形の上品さとは、また意味が違うとは思いますが
客席へ不快感を与えないという意味では共通点があるのかなぁ、などと
思いました。
佐平次 URL|
#- 2014.12.25 Thu10:50
お大事に。
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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