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新春国立名人会 1/7

1月 7日(水)新春国立名人会 国立演芸場

明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

2015年(平成27年)の『喜洛庵寄席始め』は、新春国立名人会。
主任小三治師、他に雲助師、市馬師、紙切りの正楽師など私好みの顔付けが揃いました。
幸い予約が叶い国立演芸場へ。

一階の資料展示室で開場待ちをしていましたら、Sさんがお顔を見せて下さったので御挨拶。
今日は御夫婦でのお出まし。羨ましいなぁ。


◆太神楽曲芸協会 寿獅子
仙三郎師が太鼓、小楽師が四助、笛を仙志郎師、そして三味線の姐さん。
獅子舞の後ろは仙成さん。頭は判りませんでしたが仙三師かしらね?
お目出度い趣向で『ああ、初席へ来たのだなぁ』と正月気分に引き戻される感じ。
好いものですね。

◆柳家三三 『一目上がり』
『初席や真打昇進披露興行の様なお目出度い席では、矢張り噺を選ぶものですが・・・』と枕を振りながら『三平さんの真打昇進襲名披露の初日に前座が “短命” を演りまして』
どっとうけたところでさっと本編へ。貫禄の出来。

◆柳家紫文 俗 曲
木遣りくずしから餅尽くしの都々逸。珍しく喉を披露してくれました。
勿論長谷川平蔵も健在。
愉快。

◆五街道雲助 『粗忽の釘』
ほう、『粗忽の釘』とは意外でした。
『落ち着こう』と隣家へ出直した際に、ゆったりと煙草に火を点けて無闇に落ち着いて納まり返るのが堪らなく愉快。

『洗い物をしている後ろ姿ってのは色っぽいもんですねぇ、あれ』
『八つ口から手を入れてこちょこちょこちょ・・・』
面白かったなぁ。

◆江戸家猫八・小猫 ものまね
先代と当代の二人高座は観たことがありますが、一代後のこの親子二人の高座は多分初めてかなぁ。
流石に息の合った遣り取り。
鶴の夫婦鳴きに始まり、お客席からの声にも応えての鳴き真似。
猫八先生『お前演れ!』連発。

お開きは手長猿の連呼。
いやぁ、お見事でした。

◆桂文楽 『六尺棒』
文楽師とは全然関係の無い事を思い出しながら聴いていました。

亡くなった四代目三木助師が、鈴本の早朝会に出演した折り(早朝会と言っても主任が五代目小さん師でしたから、特別な会でした)、この『六尺棒』を根多出ししていたのに客席へ断りを入れて『宮戸川(上)』へ差し替えて高座を勤めたのですが・・・

どうしても正月になると四代目三木助師を思い出して、ふと悲しい気持ちになることが時々あります・・・
今日は演目から、忘れていた三十五年も前の出来事を思い出しました。

文楽師、いつもの飄々とした口調且つ程良い速度感で演ってくれました。
好演。

~仲 入~

◆松旭斎すみえ 奇 術
お元気ですねぇ、確か八十近い筈。
と帰宅して調べてみたら喜寿でいらっしゃる。
孫娘さんの様な年格好のお弟子さんをアシスタントに、お馴染み “オリーブの首飾り” に乗せての奇術。
ちと怪しい場面もありましたが、これも根多なんでしょうね。
楽しい高座でした。

◆柳亭市馬 『花筏』
呼び出しや行司の声真似から、平成二十七年と羊年を唄い込むお得意の相撲甚句へ。
本編も文句なし。

◆林家正楽 紙切り
鋏試しに羽根突き。
暫、初夢、羊せんとう、流鏑馬。
羊はよく “パンダせんとう” で注文する常連さんがいましたので根多はばれていますが、苦労していたなぁ。
羊って切りにくいのかな?
この羊の際の糸が “ジンギスカン” とは洒落ていました。下座の姐さんに拍手。

一富士二鷹三茄子の『初夢』、お見事でした。

◆柳家小三治 『時そば』
雲助師が譲った『初天神』かな?と思いきや、蕎麦の蘊蓄から『時そば』へ。
何とも言えない深い味わい。
年輪かなぁ。流石です。

帰りは蕎麦屋さんに入るお客様も多いだろうなぁ。美味しそうに食べていました。

下げて後、湯呑を手にして『新春国立名人会の千穐楽ですので、これから手拭い撒きをします』
最初の出番だった三三師匠、そして奇術のすみえ先生とお弟子さんも登場して四人での手拭い撒き。
お蔭様で喜洛庵も福をいただきました。

木戸でSさん御夫妻に御挨拶の後、家路へ。
うむ、好い会だったなぁ。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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