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志ん輔三昧 1/12

1月12日(祝)志ん輔三昧 古今亭志ん輔独演会 にぎわい座

“年末年始・志ん輔三昧” と題し、暮れの15日に “年末の会” が行われました、にぎわい座の古今亭志ん輔師独演会。
通算八回目の今日は昼席で、 “年始の会”。
志ん輔師『お見立て』、『子は鎹』と触れられています。


◆林家つる子 『たらちね』

◆柳亭小痴楽 『宮戸川』

◆古今亭志ん輔 『お見立て』
今日は成人の日。
『大人になるということは、つまりですね・・・そういう事なんです』
吉原江戸町から京町の花魁道中などの蘊蓄を挟んで本編へ。

妓夫の空涙はお茶ではなく唾液。
“佐野のお大尽” はそれほど野暮天とも思えない感じですが、白黒をはっきりさせなければ気の済まない正直な性格と見えます。
遊びの場面では矢張り野暮かな。

喜瀬川花魁はそれ程個性が強くない印象。妓夫に知恵を授けるというより、むしろ “依頼一辺倒” の感じ。
『そこのところを何とかするのが、こういうところの若い者の仕事だろうよ!』
余りの理不尽に、最後には悔し涙の妓夫が『本当に涙が出てきちまった』

この妓夫、谷中への道中では『他にもいい娘が大勢おりますから・・・どうぞお見立てを願います』と商売熱心。
『ここまで来れば大丈夫』と気が緩んだ妓夫の雰囲気を描写しながら、下げを仕込みました。
笑いどころ沢山の演出。好高座。

~仲 入~

◆古今亭志ん輔 『子は鎹』
『次回前売を仲入休憩中に行う告知を忘れた』と苦笑い。
『終演後にも前売をしますので、宜しくお願いをします』

次回は5月15日(金)開催とのこと。
これいつも思うのですが、入場時に速報チラシが手渡されていますので、演者は『高座集中』で宜しいのではないでしょうか。

昨夜は池袋で権太楼師と呑んでいたとのこと。
『酒でのしくじりは実に多いものであります・・・』と振って本編へ。

十八番ですからねぇ、文句無しの出来。

熊さんに呼ばれた金坊が、かなり溜めを持って『おとっつぁん。おとっつぁんだろう?』と返します。
ここは秀逸でしたねぇ。
“失われた三年” を見事に描写してくれました。


跳ねて人波に揉まれながら外へ出ると、夕方の冷たい空気。
『手袋を持ってくれば良かったなぁ』など独りごちながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

Comment

小言幸兵衛 URL|古今亭十八番!
#- 2015.01.13 Tue21:40
にぎわい座が続きますね^^
志ん輔の『お見立て』は、数年前に聴いて感心したことがあります。
古今亭の十八番を追い求める志ん輔の姿勢は、好きです。
権太楼と飲みながら、はたしてどんな話をしたのやら。
喜洛庵上々 URL|幸兵衛さんへ
#SFo5/nok Edit  2015.01.14 Wed13:27
初席の短い時間から一変、長講二席でしたので少し演りにくさもあったのでしょうけれども、仰るように流石お家芸。
聴きごたえ充分の高座でした。
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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