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国立2上昼 2/2

 2月 2日(月)国立演芸場 昼席

国立演芸場2月上席二日目。
今席は小遊三師の芝居。
この時季の年中行事で忙しくなるのが判っていたのに、つい予約してしまったのは、仲入に松鯉先生の名を見つけたから。
『国立は時間が短いしね』などと自分に言い訳をしながら三宅坂へ。


◆三遊亭遊かり 『子ほめ』
『三遊亭遊雀の一番弟子で主任小遊三の初めての孫弟子です』と自己紹介。
ちと言い間違いもありましたが、一所懸命の高座。

◆神田松之丞 『宮本武蔵 山田真龍軒』
三人で交代出演の二つ目枠。今日は松之丞さん。
大迫力の二刀流と鎖鎌の対決。
楽しめました。

◆ナイツ 漫 才
一度も声を張ることなく、穏やかな雰囲気の高座。
独特の面白さですね。好演でした。

◆三遊亭遊喜 『看板の一』
枕の “山形公民館” が同じ話の繰り返しという感じで、若干だれたかなぁ。

遊喜師の演る “兄貴” が迫力満点。
対して模倣者の若者の造形が曖昧に感じられました。もっと戯画化しても良いのでは?
滑稽味が今ひとつの印象。表情が面白いだけに如何にも惜しいなぁ。

◆ぴろき ギタレレ漫談
このところ “家族根多” も入れて好調な高座の続くぴろき先生。
今日も笑わせてくれました。
好演。

◆神田松鯉 『寛永三馬術 出世の春駒』
今日は上手前列に小学生ぐらいの男の子が二人いたのですが、この子達にも理解されるよう努めた印象。
噛んで含める様に演ってくれました。

季節ですのでこの根多によく遭遇しますけれども、矢張り松鯉先生流石の出来映え。
輪乗り、そして石段を馬へ良く見せ、その高さを得心させる場面。
また七合目で馬に塩を含ませる場面描写など痺れました。
お見事。好高座。

~仲 入~

◆マジックジェミー 奇 術
『ユーたち歳は?幾つ?』
『10歳と12歳です』
『ユーたちブラザー?』
『あっ、いえ、兄弟です』
噛み合わない会話に大笑い。
あの男の子が大人になっても “変なお姉さん” て記憶は残るのだろうなぁ。

◆雷門助六 『粗忽の釘』~あやつり
煙管で煙草を喫む仕種が堪らなく愉快。
勿論お家芸のあやつりも堪能。
面白かったなぁ。

◆林家花 紙切り
鋏試し花魁。
横綱白鵬、卒業式、おもてなし、お客様の似顔

◆三遊亭小遊三 『厩火事』
『悋気の独楽』乃至『悋気の火の玉』、或いは『権助魚』へ進むかの如き枕だったのですが・・・
矢張りお子さんの存在を考慮したのでしょう、路線変更して『厩火事』へ。
李下に冠を正さず、瓜田に履を納れずなどの故事は全て割愛し、お崎さんの造形に力を注ぎました。
これがまた様々な表情を見せてくれて、面白いの何の。
膝で漂ったやや曇り気味の客席の空気を、綺麗さっぱり吹き飛ばし “天気晴朗” へ導いてくれました。
お見事。


跳ねて外へ出れば夕刻の冷気甚だしく、頬を突かれるが如し。
背中を丸め家路へ一目散。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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