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らくご街道 雲助五拾三次 -鉄板Ⅱ- 3/4

 3月 4日(水)らくご街道 雲助五拾三次 -鉄板- 其の二 日本橋劇場

雲助五拾三次、第二十四宿 -鉄板- 其の二 。
今夜は “お楽しみ四席” 、さぁどんな演目になるのかな?楽しみです。


<十分落噺之鉄板>
◆五街道雲助 『子ほめ ヴァイオレンス版』
『庭蟹』、『堀の内』、『子ほめ』の中から『子ほめ ヴァイオレンス版』が選ばれました。
通常版に子供を脅かすくすぐりを挿れる型で、
雲助師のは追い払った子供の背中に更に石を投げつける乱暴狼藉版。

子供を脅かす場面は馬生師が挿れて演っていたとのこと。
また『ジャワスマトラは南方だ』のくすぐりは先代の吉原朝馬師の創作、と下げた後に解説をしてくれました。
この先代朝馬師匠は、ボクシングの大場政夫さんに似た面立ちの方と記憶しています。
どこかで写真を拝見した覚えが・・・。

看板真打が前座噺を演ると『この噺、面白いなぁ』と、何か全然違う噺の様に思えます。
流石の出来。

<寿幸福譚之鉄板>
◆五街道雲助 『火焔太鼓』
『妾馬(中)』、『幾代餅』、『火焔太鼓』の三席から選ばれたのは『火焔太鼓』。
前回の『鉄板四席』の際、大逆転で『火焔太鼓 人情噺版』が選ばれたのを思い出します。
雲助師、『幾代餅』を予想していた様子で、浚ってきたのですが・・・と残念そう。

しかし今夜の『火焔太鼓』は絶品ものでした。素晴らしい高座。
無駄、余分を一切廃し、会話の速度感を上げて客席を巻き込んで行きます。
磨き上げられたお家芸。
堪能しました。好高座。凄かった。

~仲 入~

<御不浄落噺之鉄板>
◆五街道雲助 『粟餅』
ネット投票時に候補に上がっていた三席の内、この『粟餅』は聴いた事のない噺でしたので私も迷わずこの演目に投票しました。
他の二演目は『勘定板』と『家見舞』。

面白い噺ですねぇ。
寝小便と違って現実味が無いから、あまり不浄に感じませんね。
『流石に寄席では掛けられないので、滅多に演りませんけれども・・・以前の池袋で、後が川柳師匠だから良いだろう、と演ったことがありますが・・・』と雲助師。
珍品を聴くことが出来て好かったぁ。

<夫婦情之鉄板 其の二>
◆五街道雲助 『夜鷹そば屋』
候補は他に『お直し』、『厩火事』。
私、今夜はこの『夜鷹そば屋』が選ばれるであろう、と半ば確信していました。

いやぁ、もう文句無し。
若者のちょいと崩れた風情、この描写が出来るのは雲助師をおいて他にない、と言う感じ。
下げの遣り取りでぐっと来ました。
この『夜鷹そば屋』を聴くといつも下げで涙が出ちまうンだよなぁ。
恐れ入りました。好高座。


跳ねて家人が(私が開演前から『夜鷹そば屋』を絶賛していたので)『確かに好い噺だったわ』と一言。
そして『無駄を削いだ “火焔太鼓” が凄かったねぇ』と意見が一致。

大満足の雲助五拾三次。
素晴らしかったなぁ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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