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柳家小満んの会 3/18

 3月18日(水)第126回 柳家小満んの会 関内小ホール

今夜はこの会お初の家人と連れ立って、関内小ホールへ滑り込みました。


◆林家扇兵衛 『牛ほめ』

◆柳家小満ん 『樊會』
漢の高祖劉邦に仕えた豪傑樊會(はんかい、本来は樊噲)の登場する痛快譚。
別題を『支那の野ざらし』と小満ん師匠が紹介してくれました。
成程、これは『野ざらし』なのですが下げが独特。その下げが仕込無しにはどうにも理解出来ない難物で(こういう言い回しは現在使われていない)、小満ん師匠苦心の構成。
ただその仕込での樊會の逸話をまた面白く聴かせてくれるところが、流石の至芸ですね。
独演会の一席目にお誂えの軽妙な味わい。好演でした。

◆柳家小満ん 『花見小僧』
今日は演題を知らずに会場入りしたのですが、受付で『花見小僧』と『刀屋』つまり『おせつ徳三郎』が掛かると知り小躍り。
私の好きな演目の一つです。

旦那、番頭、小僧定吉、そして定吉の回想の中で、娘おせつ、徳三郎、婆やが登場。
向島の花見風景場面で一足早いお花見気分を味わい、長命寺の桜餅一件では甘味をいただき、噺の中で春を満喫。贅沢ですなぁ。
また、噺の端緒となる番頭の讒言を旦那が聞く際に『仏壇の扉を閉めさせて貰いましょう。ふしだらな話をお聴かせしてはご先祖さまに、またお祖師様に申し訳ないですから』と宗旨を仕込ましたが、極めて自然な触れ様で大変素晴らしく思いました。
小僧定吉の茶利も効いた洒脱な一席。
好高座。

~仲 入~

◆柳家小満ん 『刀屋』
仲入を挟んで後半へ。
おせつの婚礼を知った徳三郎の取り乱し様は最初抑え気味でしたが
刀屋店先ではかなり興奮している感じ。
時の経つのに従い、次第々々に徳三郎の心が高揚していく様を巧みに描写してくれました。そしてその心は手にした抜き身の光で更に亢進していきます。
対する刀屋主人は至極自然に徳三郎に対し、徳三郎の気を逸らす感じ。

自らの息子を勘当しているこの主人の言葉遣いの変化がまたお見事。
お客様への丁寧語から目下の者への物言いに変わり、正に親身となって諭す様子、好かったなぁ、ここ。

下げの直前に、ちょっとした茶利を含む仕込がもう一度入りましたけれども、こちらも極めて自然な感じ。感心しました。
うむ、素晴らしい『刀屋』。好高座。


跳ねて居残り会へ交ぜていただき、Sさん、Kさん、Iさん、そして家人と私の五人で時間の経つのも忘れ愉快に歓談。
色々な話題で大いに盛り上がりました。面白かったなぁ。

柳家小満んの会、次回は5月18日(月)開催。
『大師の杵』、『転宅』、『江戸の夢』と触れられています。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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