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第562回 落語研究会 4/30

 4月30日(木)第562回 落語研究会 国立小劇場

blogの大先輩 Kさんから御紹介をいただき “先達さん” たる Sさんを囲むお仲間方との交流を得まして、
今年度のTBS落語研究会を “ご定連席” にて鑑賞する機会をいただきました。
様々教えいただきました Iさん、またご心配いただきました Mさんに感謝を申し上げます。

私、小劇場は五六年振りでしょうか。
早めに来て当日券を購入するのが億劫になり、すっかりご無沙汰しておりました。
『お久しゅう御座います』と言ったところ。
時間に余裕を持って着く心算でしたのに、所用で開演時間に遅参。
あたふたと三宅坂へ。


◆林家たけ平 『紙屑屋』
遅れて入場し(おそらく本編へ入ってすぐだったかと思われます)最後列で “立ち見” をしておりましたら
横に立ってらっしゃるご婦人から会釈をいただきました。
なんと今回お世話になりました Iさんがお隣に。
慌てて身振り手振りで御挨拶。

さて、たけ平さん。
持前の軽妙な調子で噺を進め、客席を温めてくれました。
『あれ、これは謎々の本だよ。何だって? “モーゼが呑むお酒は何でしょう” だって?』
『答えが次の頁に載っているね。どれどれ答えは・・・ “水割り” だって。ふ~ん』
私、ここで不覚にも(? )大笑い。
明るく愉快な『紙屑屋』。

◆橘家文左衛門 『ちりとてちん』
抱腹絶倒の “白魚踊り食い一件” を枕に本編へ。
御隠居に例の皿を勧められたひねくれ者が、皿を手に取った刹那に後ろへ倒れる大外連。
実際に足袋裏を客席へ見せる完全な寝転びでした。
この外連の為に袴姿だったのね。

◆桂文治『お血脈』
十八番と言える一席。
あちらへ脱線、こちらへ余談、といった一見自由自在な高座ですが
実はそれらが皆、本編へ繋がりを持った挿話だという緻密な構成。
今夜は『善光寺由来』では下がらず、五右衛門の大袈裟な見得をたっぷり。
面白かったなぁ。

~仲 入~

◆五街道雲助 『代書屋』
文治師の『お血脈』と同じく比較的遭遇率の高い、十八番とも言える一席。
眼鏡越しに依頼者を見る代書屋さんの、困惑しつつも威厳を保とうとする表情が愉快。
『ツベルクリン(ツェッペリン飛行船)の来た次の次の年』
『そうしますと昭和六年ですな』
この場面が私の “笑いどころ” でして、今日もここで大笑い。
雲助師、今夜もお見事。

◆柳亭市馬 『黄金餅』
金兵衛の心理描写をその表情や声音、口調で表現するのみならず
本人の独り言で補足する手法を採りました。
市馬師、金兵衛の “心の闇” をより確かな表現にしたかったのか、
或いは会話描写のみでは深層心理を表しきれないと判断したか、
“独りごちる金兵衛” が印象的でした。

道中の言い立てには重きを置いていない感じ。早口にもならず、いつもの市馬師の口調で進めました。
町内の衆、大家、和尚、隠亡も略筆と言うと極端ですが、そう詳細には描き込まれないので
力点を何処に置いているのかが私には見えて来なかったのですが、
今夜の市馬師、 “独りごちる金兵衛” の心中、つまり表裏、二面性を主題として噺を構成していたのかしら。
若干もやもやしたまま下げとなりました。


跳ねて今回お世話になった皆様へ御挨拶。
先達さんの Sさんにもお会いできましたので、構内のほんのわずかな距離ながら同道させていただき、
感想をお喋りしつつ、購入していた別の会の入場券をお手渡し。
そして家路へ。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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