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鈴本5上夜 5/7 

 5月 7日(木)鈴本演芸場 夜席 -権太楼噺 爆笑十夜-

『水、木と空いてるンだけど、どう?』と鑑賞歴の長い友人からの電話。
『水曜日は野球観戦なんだョね』
『じゃあ木曜日、寄席行こうよ』
『鈴本はGW特別興行で昼は正蔵師匠、夜は権太楼師匠。末広亭は昼が歌丸師匠、夜は披露目だけれども・・・。上野の夜席が根多出しで権ちゃんの “三枚起請” だから、そっちにする?』
『おぉ、そっちで頼みます!』
と言う事で、4月下夜に続いて鈴本演芸場へ。


柳家我太楼 狸の幇間
林家正楽 紙切り
桃月庵白酒 茗荷宿
柳家さん喬 真田小僧
ホームラン 漫 才
柳家燕弥 金明竹
柳亭市馬 天災

~仲 入~

林家あずみ 三味線漫談
蜃気楼龍玉 夏泥
鏡味仙三郎社中 太神楽
柳家権太楼 三枚起請


◆我太楼 『狸の幇間』
毎度のことながら私、木戸で手渡されたプログラムを全く読まずに鞄に仕舞い込んでおりまして・・・
最初から真打が上がるとは考えもしなかったので、ちょっと驚きました。

我太楼師、紙切りの初代正楽師作と紹介して本編へ。
狐が芸者に、狸が幇間に化けて座敷で客を取り巻こうと試みますが・・・

こんな遊びが盛んな時代ならば一般的であったであろう座敷内の様々な描写も、今や説明無しでは丸きり不明とあって、客席の共感を得るに至らずといったところ。
説明臭の強いのも好みではありませんけれども、理解を深めるひと工夫が欲しかったですね。
下げの “砧” にしても、仕込んでおかなけりゃ無理ですよ。

◆正楽 紙切り
三代目林家正楽師登場。
鋏試し相合い傘。
五月晴れ、紙切り百年、投扇興、土俵入り

◆白酒 『茗荷宿』
時間が気になったのかなぁ?下げへの畳み掛けがいつもの速度感ではなかった感じ。
それでも面白かったのは流石と言ったところ。

◆さん喬 『真田小僧』
努めて地味に演ろうと試みている印象。
大看板が前座噺を掛けるとこう愉しい高座になるのですねぇ。

◆ホームラン 漫 才
出て来たところで『たにし!』と声が掛かり、それを肴にあれやこれや。
当意即妙、自由自在の話芸にはいつも感心させられます。

◆燕弥 『金明竹』
昇進してから初めて聴いた(?)と思いますが、矢張り真打の風格と言うのか自信と言うのか、何かが伝わって来ました。

◆市馬 『天災』
こうした “労多くして功少なし” という類の噺を掛けてくれるのはありがたい。
市馬師だと八五郎がそれ程の跳ねっ返り者に感じられないのが若干物足りなく感ずる所以かしら。
もっともこれは冒頭部分の八五郎の暴れっ振りを “仲入の尺” に合わせ、割愛した所為もありますね。
まずまず聴かせてくれました。

◆あずみ 三味線漫談
初めて観ますが、中々の高座。
唄も糸も及第点でしょう。
寄席芸人として続けていって欲しいけれども、どうなるのかな?
この人は一束二束の小屋で収まる様な雰囲気ではない感じもしますが・・・。

◆龍玉 『夏泥』
今日、夜席を選択した理由の一つは龍玉師匠が出演するからなのですが、期待に違わぬ良質の高座に満足。
一時期この『夏泥』と『ぞろぞろ』で一芝居を消化していた印象があるぐらいの、龍玉師の言わば手の内の一席ですからね。
堪能しました。

◆仙三郎社中 太神楽
仙志郎師の傘、仙成さんの五階茶碗、仙三郎師の土瓶、そして花笠取り分け。
仙成さん、うまくいって好かった!

◆権太楼 『三枚起請』
棟梁の造形が好いなぁ。
権太楼師の騙され連中は、どこか陽気な感じ。“万事洒落” と言う解釈かしらね?
いやぁ面白かったぁ。流石の出来。


今夜も追い出しを叩くのは、はまぐりさん。
『好高座が揃ったね』
『穴が無いから、さん喬師が “真田小僧” で抜いてくれたんだね』
『あっ、そうそう。寄席もいいンだけど、今度野球も行こうよ』
『いいねぇ』
などと喋りながら家路へ。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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