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志ん輔三昧 5/15

 5月15日(金)志ん輔三昧 古今亭志ん輔独演会 にぎわい座

にぎわい座の古今亭志ん輔師独演会 “志ん輔三昧”。
今夜の根多はお家芸の『井戸の茶碗』、そして『寝床』と触れられています。


◆林家つる子 『初天神』
飴まで。
最初の部分でちょっと掴み込みっぽいくすぐりが入ったのが気になりましたが、中々の好演。
低い声で演ることが出来るのは強味ですね。

◆古今亭始 『短命』
二つ目昇進直後にも気になったのですが、お目出度い折なので書かなかった “引っ掛かり” を一言。
今夜もその時と同じ『韓国の “売れない五人組グループ” の内の一人』に似ていると言われた枕から入りましたけれども、この落ちが『馬鹿野郎』とそのお客様を叩く真似なのですね。
『これから売り出す若手に向かって “売れないアイドル” の一言は無神経だ』と、これはごもっともなのですが、例え作り話であってもお客様に『馬鹿野郎』は無いでしょう。
客席が引いているって感ずるのは私だけかしらん。

◆古今亭志ん輔 『井戸の茶碗』
千代田卜斎の極貧強調で、仏様を下げる際に、渋る屑屋清兵衛に対し手を着いて頭を下げる演出。
こりゃ余程困っているンですな。

今夜の志ん輔師、この千代田卜斎に光を当てた印象でその他の場面でも卜斎の詳細描写が目立ちました。
高木佐久左衛門を描き込むと若々しい晴れやかな噺になる感じですが、卜斎中心だと物語に落ち着きが出てどっしりとした印象になりますね。

清々しい一席。好演でした。

~仲 入~

◆古今亭志ん輔 『寝床』
『寝床』を十八番にしていた八代目文楽師の懐かしい野崎の出囃子。
『出囃子というのは噺家個人のものではなく、元々あったものを拝借しているので・・・』とひと蘊蓄の後、常磐津、清元、新内、義太夫など一節づつ紹介しながら本編へ。
工夫された面白い枕でした。

本編もまた言う事なし。
小言場面から繁蔵の追従で破顔していく主人の表情など絶品もの。
私の “大好物” がんもどきの製造法もちゃあんと入れてくれました。
大変見事な『寝床』。堪能したなぁ。


にぎわい座 “志ん輔三昧”、次回は7月10日(金)開催とのこと。
仲入にはその前売も行われ、休憩時間が押す程の大盛況。
次回も楽しみです。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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