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第563回 落語研究会 5/29

 5月29日(金)第563回 落語研究会 国立小劇場

今夜のTBS落語研究会は主任権太楼師、柳家のお家芸『へっつい幽霊』。
仲入は志ん輔師、これまた古今亭十八番『三枚起請』と前触れされています。


◆桂宮治 『反対俥』
小走りで出てきて『落語協会ファンの皆さん、今晩は』なんて調子で喋り始めました。
この出の折、客席のご贔屓が何か大きな声を掛けましたが私は聞き取れず、高座の宮治さんの口からその掛け声は “住んでいる町名” であったことが知れました。

俥に乗る前の客の歩く姿が何か不自然。
既に俥に乗ったが如くの上下動。
私、この所作と自虐的なくすぐりが気になって、全く噺に入り込めませんでした。

◆三遊亭司 『紋三郎稲荷』
是非行きたいと思っていた披露目へ行かれず残念な思いが残っておりました。
待望の司師匠の高座は期待通り。
山崎平馬の四角い侍言葉がかちっとしていて好かったなぁ。
堪能しました。

◆古今亭志ん輔 『三枚起請』
此方も期待の一席。
極めて愉快に進めてくれました。
“騙され連中” の惚けた会話も明るくて好かった。
喜瀬川花魁の見事な開き直りから下げへの畳み込み、凄い速度感でした。
“お喋りの清公” の残念がりが割合と淡白に感じましたけれども、これは “後味を考えた” のかも知れません。
好演でした。

~仲 入~

◆三遊亭歌武蔵 『稲川』
『馴染みの無い噺だなぁ』と始まる前に思っておりましたところが、以前に何回か聴いた覚えのある噺でした。
私、演題を知らなかった訳ですな。
乞食に化けた板前が芝居の種明かしをする際のきりっとした口調が、堪らなく心地良かったですねぇ。
好高座でした。

◆柳家権太楼 『へっつい幽霊』
最初にへっついを買っていったお客が夜中に大慌てで道具屋の戸を叩く場面で、ぐぅっと掴まれました。
私、客席で『もう、どうにでもして』って感じ。
勘当されている若旦那の放蕩、博徒と幽霊の造形、お見事な描写だったなぁ。
愉快。素晴らしい一席。


跳ねて外は霧雨と言うよりも強いよく濡れる雨。
Sさんと今夜の高座についてもう少し話がしたかったのですが、雨に祟られ駆け出して退散。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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