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雲助の弟子でござる 其の六 6/25

 6月25日(木)雲助の弟子でござる 其の六 深川江戸資料館

DOURAKUTEI出張寄席『我ら雲助の弟子でござる』の第六回。
初回は牛込箪笥区民ホール、第二回は日本橋社会教育会館、第三回と第四回は深川江戸資料館、第五回は昨年暮れに月島社会教育会館で開催されました。
前回が12月18日でしたので半年振り。会場は再び深川へ戻りました。
『なにを掛けるかなぁ』など家人と喋りながら深川へ。


◆桃月庵はまぐり 『元犬』
このところ集中して掛けている感じですね。
聴く度に面白味が増して、熟成して来た印象です。面白かったなぁ。

◆桃月庵白酒 『あくび指南』
先日のにぎわい座独演会で聴いたばかりながら、様々な欠伸の演り分けに今夜も大笑い。流石。お見事でした。

◆隅田川馬石 『締め込み』
今夜此方への道々、家人と『 “穴泥” と “もぐら泥” 』を語り合っていたところなので内心 “面白い事もあるものだ” などと思いながら聴いていました。
しかしこれは早とちり。
演題は『締め込み』

『我々噺家はよく “縁起を担いで” と前置きをした上で “泥棒の噺を演って、お客様の懐を此方に取り込もう” と言いますが、ある時に志ん橋師匠の高座を脇で伺っておりましたら “お客様のお気持ちを此方に取り込もう” と演っていらっしゃいまして、私は以来その真似をして “お気持ちを” と演らせていただいております』
成程ねぇ。細部にまで万事行き届いた気遣いを怠らない古今亭らしい挿話だなぁ。感銘を受けました。

さて馬石師、昨夜は新潟泊だったとの事。
『何かぼんやりしているンです』
昨夜は打ち上げで痛飲されたのかしらん。

夫婦喧嘩の仲裁に入った “泥棒さん” のカンジヤママイム顔負けの掌の仕種が特徴的。
馬石師匠、大きな掌を存分に活かしての演出でした。
好高座。また聴きたいなぁ。

~仲 入~

◆蜃気楼龍玉 『子は鎹』
『馬石兄さんはノイローゼか何かなんでしょうか』と、演題を決めかねて中々噺へ入れずにいた馬石師を弄って客席を笑わせておいて、さっと『昔から三道楽煩悩と申しまして・・・』と噺へ入りました。
何というのか、落ち着いた雰囲気。
貫禄が付いた印象です。

上、中を地で簡単に披露して『子は鎹』へ。
本編は雲助師匠譲りの形でした。

迎えに来た番頭さんとの遣り取りでも、そして三年振りの亀との再会場面でも余分な説明は一切せず、熊の表情に総てを語らせる、そんな独特の手法で噺を進めました。
素晴らしい高座だったなぁ。
“泣き” の無い『子は鎹』、堪能しました。お見事。


跳ねて家人が『白酒さんの欠伸に釣られてこっちも欠伸が出たわ』
『寄席の欠伸は禁じ手、って言っていたろう?』
『ハハハ』
なんて調子で家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

Comment

佐平次 URL|
#- 2015.06.26 Fri10:51
長閑な夫婦の会話、これぞ落語の余得ですね、ふあ~あ^^。
喜洛庵上々 URL|恐れ入ります^^;
#SFo5/nok Edit  2015.06.26 Fri12:13
佐平次さん、こんにちは。
いやぁ恐れ入ります^^;

恐縮ながら、いただいたコメントとは直接の関連性は無いのですけれども
よく寄席へ同道する友人と喋っている中で
友人から『俺達ここ数年、かっちりした噺ばかり聴いている気がする』
との感想が出てきました。
成程、そう言えば・・・
まぁ以前はブラック師の会などへも行っていましたし・・・
少し肩の力を抜いていかなければなぁ、と思っている次第です^^
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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