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らくご街道 雲助五拾三次 -祭- 7/5

 7月 5日(日)らくご街道 雲助五拾三次 -祭- 日本橋劇場

雲助五拾三次、第二十八宿 -祭- 。
珍しく日曜日、しかも昼席の五拾三次。雲助師『佃祭』他、と前触れされています。


◆柳亭市童 『普段の袴』
先日の落語研究会と同じく黒紋付姿で登場し、先ずは二つ目昇進の “御報告と御挨拶” 。
言わば “卒業口演” ですが、それらしく本編もまた面白く聴かせてくれました。

◆五街道雲助 『祇園祭』
“三人旅” から “祇園祭” 、そして “およく” (よく吉)の長い尺の版。私、特に “およく” は聴いた記憶がありません。

御約束事ながら、祭囃子の口真似で中手が入りましたが、雲助師、実際お見事な口囃子でした。

珍しい “およく” の件は、欲深い芸妓 “よく吉” の
“客の職業を聞き、その職業に関連したものをねだる癖” を逆手に取っての客の遊び。

京の客は仕事を飛脚と言いますが、よく吉に『それでは名古屋へ手紙を届けてくれ』と切り返されます。
江戸の客は『俺は隠亡だ』と言い、『それじゃわてが死んだら只で焼いてくれまへんか』と返され、これが下げ。

私、『祇園祭』の『首が落ちらぁ』で危うく手を叩きそうになりましたが、成程お後が滅多に演じられないのには理由があるのですな。
大変興味深く伺いました。

~仲 入~

◆五街道雲助 『佃祭』
冒頭に女房の悋気を丁寧に描写しました。これは効いたなぁ。
噺の中心に女房の妬き餅を据えたので、次郎兵衛さんの行動言動、また早とちりの長屋衆の様子も、聴いているこちらがしっくり合点の行く筋立てでした。

長屋衆の悔やみの場面もたっぷりで、大笑い。

与太郎の悔やみは権太楼師の演出と同じく『与太郎が一番上手いじゃねぇか』となるのですが、ここから『(会う度に五文の小遣いをくれていた次郎兵衛さんがいなくなったので)芋が食えなくなっちゃうから悲しい』
と、見事に落語へ展開して、客席に大きな笑いを起こしました。

下げは『情けは人の為ならず』でも『梨の実』でもなく『なぁ~に、死なぬが仏だ』。


緞帳の降りた場内でSさん、Iさんに御挨拶。
一階への階段を歩きながらSさんが『(佃祭で次郎兵衛さんの母親が言っていた) “笹の葉の裏側に子供を産む” って言葉はあれどういう意味かねぇ?』
ふと、虫などが他の種にその卵を捕食されない為に・・・と頭に浮かびましたけれども、ちと整理のつかぬまま左右に別れて家路へ。

笹の葉は水を弾くから、色々と都合が良いのかなぁ?
そう言えばもうすぐ七夕だなぁ。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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