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第566回 落語研究会 8/31

 8月31日(月)第566回 落語研究会 国立小劇場

今夜のTBS落語研究会は主任喜多八師『らくだ』。
仲入は圓太郎師、お家芸の『祇園会』。
他に喬太郎師、文菊師、市楽さんの出演と触れられています。


◆柳亭市楽 『四段目』
市楽さん、久し振りに高座を拝見します。
こんなに滑舌が悪かったかしらん?
長めの枕を振った所為かなぁ、気になりました。
しかし、本編の方は中々に聴かせてくれましたね。
市楽さん “芝居好き” を自認するだけあって、蔵の内の定吉の芝居真似が達者過ぎの印象。
“子供のそれ” ではありませんでしたが、それはそれ。愉快な高座でした。

◆古今亭文菊 『転宅』
三三九度の盃を交わし涙ぐむ泥棒に大笑い。
文菊師の女性描写が際立った一席。
お見事。

◆橘家圓太郎 『祇園会』
この噺を私は普段『祇園祭』と表記するのですが、主催者の演目紹介が『祇園会』ですので今日はそちらを尊重致しましょう。
圓太郎師匠、枕で『苦しく辛い修行を経て高座へ上がっているのに、お客様にblogで見当はずれの批評をされちゃ堪らない』とこぼしていました。すみません^^;

旅風景を描いた前半部がまずもって傑作。 京言葉に四苦八苦の江戸者を活写してくれました。
祭囃子の場面では江戸者の口真似で大きな中手。しかし私の印象ですとここは強調せずあっさり目で、京の旦那の蘊蓄に江戸者が半畳を入れる描写の方に力点が置かれている様に感じられました。
いやぁ愉快な一席でしたねぇ。
好演。

~仲 入~

◆柳家喬太郎 『宗漢』
お馴染みの艶笑噺。
破礼までには至らない軽い感じが好いですね。
喬太郎師ならではの味。
好高座でした。

◆柳家喜多八 『らくだ』
さっと本編に入りました。この時点で私、『こりゃ “通し” だな』と確信しました。
らくだの兄貴分の迫力が物凄かったなぁ。
そして屑屋久六の造形もまたお見事。
特に大家に兄貴分の言葉を伝える様などは “小心者” そのもの。この後の展開を全く想像させません。
屑屋久六が酔って本性を露わにしていく場面描写(私はこちらが久六の本当の姿だと思います)のその現実味ったらなかったですねぇ。 素晴らしい造形でした。
後半の落合火屋を軽い調子で纏めて、後味の好い仕上げ。
長講五十分。好高座。


『全ての高座が素晴らしかったなぁ』と独りごちつつ家路へ。
うむ、満足。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

Comment

佐平次 URL|
#- 2015.09.01 Tue11:51
喜多八のやせていたのに驚きました。
それが噺の凄みにもつながったようです。
喜洛庵上々 URL|佐平次さん、こんにちは。
#SFo5/nok Edit  2015.09.01 Tue11:57
そうなんですよね。
その『痩せていること』を書くのが何だか怖くて、本文では言及しなかったのですが
仰る様に凄みを増す要因になっていました。
兄貴もそして久六も怖かった・・・。
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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