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第567回 落語研究会 9/28

 9月28日(月)第567回 落語研究会 国立小劇場

今夜のTBS落語研究会は主任市馬師『お神酒徳利』。
仲入は権太楼師、十八番の『猫の災難』。
他に花緑師、小傳次師、志の八さんの出演と触れられています。


◆立川志の八 『花色木綿』
声質に恵まれていて聴き易いですね。
若干一本調子でしたけれども、まずまず面白く演ってくれました。

◆柳家小傳次 『粗忽の使者』
柳家喬之進改メ 柳家小傳次、と案内に記載されています。研究会は昇進後初出演との事。
此方も好い声、好い調子。
“閻魔” の説明は不要だったかもしれません。好演。

◆柳家権太楼 『猫の災難』
『出囃子を替えようと思うンです』
なんでも噺家さんの葬儀では出棺の際に、長年馴染んだ出囃子で送られるそうで・・・
先年亡くなられた右紋師匠(権太楼師とは明治学院大学の同期生で芸術協会の圓右師匠に弟子入り)はその出囃子が “野球拳” だったので葬儀の厳粛な雰囲気が若干緩んだ感じだったとの事。
『あたしの “金毘羅” もねぇ。・・・どうしたもんでしょうねぇ』
通夜、葬儀の枕から酒へ繋げ本編へ。

十八番ですから文句なしの爆笑高座。
初手に『猫に悪ぃかなぁ、悪いよなぁ、悪いよ』と一瞬逡巡する描写は以前から演っていましたっけ?
これが入るとだいぶ後味が好くなりますね。
好高座、素晴らしい出来。堪能しました。

~仲 入~

◆柳家花緑 『二階ぞめき』
“ぞめく” とは “騒ぐ” と同義なのだ、と蘊蓄を授けてくれながら本編へ。
私、『小里ん師匠のを聴きたいなぁ』と思いながら聴いていましたけれども、中々面白く演ってくれました。

◆柳亭市馬 『お神酒徳利』
所謂 “通し” でしたけれども、だれる事無く愉快に聴かせてくれました。
神奈川宿で逃げ出す算段をする場面が矢張り一番面白いのですが、今夜は上方の鴻池家で “再び活躍” せねばならぬ為、少し抑え気味だったかもしれません。
好高座。


体調の所為か、若干『聴き疲れ』を感じながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:4 

Comment

佐平次 URL|
#- 2015.09.30 Wed10:16
噺家にとって声がいいのは大事ですね。
目をつぶって聴いてても心地よいです。
喜洛庵上々 URL|
#SFo5/nok Edit  2015.09.30 Wed11:35
小傳次師、志の八さんともに響きの良い声でしたね。
演じ分けを明確にするのは野暮だ、との見解もある様ですが
『もう少し演じ分けをしても良いのでは?』と志の八さんの高座では感じました。


小言幸兵衛 URL|“演じ分け”は、大事!
#- 2015.09.30 Wed21:00
佐平次さんのブログでは割愛(?)されていた、後半の二つの高座のことが分かりました(^^)

“演じ分け”は、重要な落語技能の要素だと思います。
落語愛好家として、それを言及するのが野暮なことではないと思いますよ。
重要なのは、ちょっとした仕草や語り口の違いでも、しっかりそれぞれの人物、その心情を演じ分けることができるのかどうか、ということではないかと思います。
少し、偉そうなこと書き、失礼しました。



喜洛庵上々 URL|コメントありがとう存じます。
#- 2015.09.30 Wed21:17
幸兵衛さん、こんばんは。
私自身が芝居がかった台詞回しなどを好むものですから
淡泊な遣り取りだと物足りなさを感じてしまうのですが・・・。
仰る様に、大袈裟ではなく微妙な違いで演じ分けてくれると
すうっと噺に入り込める気がします。
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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