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鈴本8中夜 鈴本夏まつり 吉例夏夜噺 8/14

 8月14日(火)鈴本演芸場 吉例夏夜噺 さん喬・権太楼特選集

鈴本夏まつり四日目。
さん喬師『明烏』、権太楼師『死神』。

柳家我太楼 強情灸
三増紋之助 曲独楽
春風亭一朝 子ほめ
三遊亭白鳥 アジアそば
柳亭市馬 南瓜屋
ホームラン 漫 才
隅田川馬石 狸札
柳家喬太郎 稲葉さんの大冒険

~仲 入~

鏡味仙三郎社中 太神楽
柳家さん喬 明烏
林家正楽 紙切り
柳家権太楼 死神

◆我太楼 『強情灸』
一本調子で平板な印象。
ちょっと気になりましたのは、艾の出し方。
袋を逆さにして艾を出していた様でしたけれども
切り揃えてあるのを、ほぐして使うのが本当ではないかなぁ。

◆一朝 『子ほめ』
聞き慣れた前座噺も
歯切れの良い口調、聴きやすい声で上手に演じられると、まるで別の噺の様です。
さすがの出来。

◆白鳥 『アジアそば』
SWA背番号2の着物で登場。
抱腹絶倒の爆笑譚で客席をひっくり返しました。
いやぁ、面白かったなぁ。

◆市馬 『南瓜屋』
この芝居では
『兄弟子のさん喬、権太楼が火花を散らし、そこへ喬太郎が絡んで・・・』と枕を振っていますが
どうしてどうして「弟弟子の副会長」の存在感も抜群です。
今夜は柳家のお家芸『南瓜屋』。
素晴らしい出来でした。

◆馬石 『狸札』
十八番を掛けてきました。
吹っ切れましたね。
楽しく優しい気持ちにさせてくれる、いつもの馬石師の高座。
好演。

◆喬太郎 『稲葉さんの大冒険』
喬太郎師も今夜は活き活きとしていたなぁ。
弾けていましたし、高座に余裕を感じました。
新作の方が仲入の持ち時間に合うのかも知れませんね。

下がる時にも松を背負って歩くという外連に客席大喜び。

◆さん喬 『明烏』
黒門町の大師匠の完成度に近づいているのでは?

源兵衛と多助がいかにも町内の悪(遊び人と言った程の意味の悪)という風情。
こちらの『稲葉さん』は大きな声も出ますからね、悪の演技も迫力満点。

明けて、房楊枝を使う場面の写実に好感。
甘納豆も美味しそうに食べます。
『浦里花魁が脚を絡ませて』と惚気を聞いた多助、甘納豆を時次郎に浴びせていました。
八代目のは、怒気が過ぎて甘納豆握りしめたまま二階から転げ落ちてしまう演出でしたっけ?

密度の濃い三十分の『明烏』。
圧倒的。いやぁ、恐れ入りました。

◆正楽 紙切り
鋏試し線香花火、すいか割り、大文字、花魁

◆権太楼 『死神』
『死神はちょうど向こうの会長を少し老けさせた感じ』だそうです。

噺はかなり刈り込んだ印象で、とんとんと進みます。
死神の描写に力点を置く演出。
命を落とす男は比較的あっさりした描き込み。

不気味で、また底意地の悪い陰険な死神。
蝋燭を継ぐ際の男の極端に狼狽える様が、哀れを誘います。

仕種落ちを客席全員が心得ていて、
前へ落ちてややして権太楼師が『ありがとうございます』と発声して初めて手が鳴りました。


私は初日、三日目と来ましたがいずれもさん喬師の主任、今夜初めて権太楼師主任でした。
喬太郎師は今のところ権太楼師主任の日(偶数日)に新作を、さん喬師主任の日は古典を掛けている様子。
明日からはどうなりますか。

いやぁ、今夜も楽しかったなぁ。






Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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