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2015年上半期回顧 その2 4~6月

2015年(平成27年)上半期回顧 その2 4~6月

私 『4月はらくだ亭からですな』
家人 『一朝師が啖呵で言い間違えをしたのね?』
私 『うむ。 “包丁” でね。この晩は何か全体的に・・・さん喬師匠も調子を欠いた感じだったし・・・おかしかったなぁ』
家人 『何かあったのかしら?』
私 『米朝師匠が亡くなって二週間程経った頃なのだけれども・・・それも一因かも知れないね』

家人 『五拾三次はお題が狸。 “強情灸” 、 “愛宕山” 、 “お若伊之助” だったわね』
私 『ここは何と言っても “愛宕山” だなぁ。金に嫌悪感を抱いているが如くの旦那の造形が抜群だったよ』

家人 『続けて雲助師、にぎわい座の独演会は “持参金” と “おせつ徳三郎” ね。私、仲入後の“刀屋”が凄く印象に残っているわ。徳三郎の切羽詰まった描写が圧倒的だったわよ』
私 『傑作だったね。素晴らしい一席だった』
家人 『4月は、あと国立の志ん輔師 “累ヶ淵連続口演” 、それから鈴本演芸場の “紙切り百年 正楽三代展 記念公演” 。そして落語研究会ね』
私 『鈴本で久し振りに聴いた小ゑん師の “ぐつぐつ” は印象高座だね。研究会は定連席をIさんのお骨折りで譲っていただいて一年間12回を通して鑑賞出来る様になったのだけれども、これはありがたかったなぁ』

家人 『5月は・・・貴方Fさんと鈴本の権ちゃんの芝居に行ったのね』
私 『そうそう。連休明けの7日にね。龍玉師の “夏泥” を久し振りに聴いたけれども矢張り面白かったなぁ。そして権太楼師匠は “三枚起請” 、素晴らしかったよ』
家人 『龍玉師の “夏泥” は私も次の週のにぎわい座雲助一門会で聴くことが出来たのだけれども、本当面白いよね』
私 『一門会の白酒師 “佐々木政談” 、雲助師 “辰巳の辻占” 、主任馬石師の “居残り佐平次” の三席は印象高座だね。 “夏泥” は直前に鈴本で聴いて印象高座に挙げちゃったからそちらを優先するけれども、この晩は四席揃って好高座。恐れ入ったなぁ』
家人 『雲助師匠始めお弟子さんも揃っていつも同じように上手に演る事が出来るのは、矢張り稽古熱心だからなのかなぁ?』
私 『うむ。心構えと言うのか・・・。兎にも角にも素晴らしい一門だね。穴が見つからないよ』

家人 『五拾三次の “吉例 髪結新三” の後はにぎわい座の志ん輔三昧。鈴本の龍玉師匠の芝居、そして研究会ね』
私 『もう何回も聴いているけれども五拾三次の “髪結新三” は堪能したねぇ』
家人 『三月に歌舞伎で観ているから、余計に楽しめたわ』
私 『そりゃあ何よりだった』

家人 『にぎわい座の志ん輔師は?』
私 『 “井戸の茶碗” と “寝床” 。両方とも印象高座ですな。鈴本の龍玉師は殺人研究会で聴いたことのある “札所の霊験” 』
家人 『確か根多下ろしだったのよ、日本橋亭が。水司又市がお坊さんになっているのよね?』
私 『で、昔馴染みの女郎と再会して・・・凄かったわぁ、迫力が。文句なく印象高座!』
家人 『5月の研究会は?』
私 『主任で柳家のお家芸 “へっつい幽霊” を素晴らしい速度感で好演した権ちゃんの一席が飛び抜けて素晴らしかったよ』

家人 『上半期の最終月、6月ね』
私 『最初はらくだ亭だね。雲助師匠の “木乃伊取り” の飯炊き清蔵の酔っぱらっていく描写が抜群だったね』
家人 『続いて親父四人衆、のれん噺』
私 『喜多八師匠の “七度狐” が “鈴振り” そして “落ち武者” を枕にするという贅沢な一席で圧倒的に面白かったね』
家人 『私、喜多八師匠がどうも苦手だったのだけれども、いつか聴いた “もぐら泥” と、この日の “七度狐” で逆に贔屓になっちゃったのよ』
私 『だろう?巧いんだよ、素敵な味わいだし』
家人 『これから喜多八師匠を意識して聴く事にするわ』

私 『え~と、お次は五拾三次だね』
家人 『 “宗論” 、 “大山詣り” 、 “景清” の三席。矢張り “景清” よね?』
私 『明るい味わいなんだよね、雲助師匠の “景清” は。余り湿っぽくないの』
家人 『だけど眼が開かなかった時は可哀想だったわ』
私 『ハハハ。まぁ、あれでも明るい演出なんだよ、他の師匠方に比べたら』

家人 『文菊師匠、白酒師とにぎわい座独演会が続いたあと、国立で志ん輔師の独演会』
私 『白酒師の “あくび指南” と志ん輔師 “火焔太鼓” かな、ここは』
家人 『文菊師匠は?』
私 『悪くないんだけれども、もう一つ私のつぼが圧されない感じなんだよなぁ。好みかなぁ?噺の解釈がほんの僅かながら私と違うのかも知れないね』
家人 『色々な解釈があって、演出の力点が違うから面白いのだし、様々な形が楽しめるのよ』
私 『そうだね、その通りだ』

家人 『上半期の最後は、深川の “雲助の弟子でござる” と研究会ね』
私 『深川の会から龍玉師の “子は鎹” を!。熊五郎の表情でその内心を顕した至芸を発揮してくれたんだ』
家人 『雲助師匠のお弟子さんらしく、話芸だけではなく芝居要素も多く含まれるのよね』
私 『好かったよなぁ。あと研究会から小里ん師の“提灯屋”を挙げておこう。食いつきの出番だったけれども、素晴らしい出来映えだったんだ』

家人 『まとめておきましょうか』


○小満ん師(4/2 人形町らくだ亭) “長屋の花見”

○雲助師(4/6 五拾三次) “愛宕山”

○雲助師(4/11 にぎわい座独演会) “花見小僧” ~ “刀屋”

○小ゑん師(4/24 鈴本4下夜) “ぐつぐつ”

○雲助師(4/30 落語研究会) “代書屋”

○龍玉師(5/7 鈴本5上夜) “夏泥”

○権太楼師(5/7 鈴本5上夜) “三枚起請”

○白酒師(5/12 にぎわい座雲助一門会) “佐々木政談”

○雲助師(5/12 にぎわい座雲助一門会) “辰巳の辻占”

○馬石師(5/12 にぎわい座雲助一門会) “居残り佐平次”

○志ん輔師(5/15 にぎわい座志ん輔三昧) “井戸の茶碗”

○志ん輔師(5/15 にぎわい座志ん輔三昧) “寝床”

○龍玉師(5/25 鈴本5下夜) “札所の霊験(七兵衛殺し)”

○権太楼師(5/29 落語研究会) “へっつい幽霊”

○雲助師(6/1 人形町らくだ亭) “木乃伊取り”

○喜多八師(6/7 のれん噺) “七度狐”

○雲助師(6/8 五拾三次) “景清”

○白酒師(6/15 にぎわい座白酒ばなし) “あくび指南”

○志ん輔師(6/18 マイ・ド・セレクション) “火焔太鼓”

○龍玉師(6/25 雲助の弟子でござる 其の六) “子は鎹”

○小里ん師(6/30 落語研究会) “提灯屋”


家人 『4~6月の印象高座は二十一席。1~3月が三十五席だったので半年で五十六席・・・』
私 『席と隻の違いはあれども連合艦隊司令長官だね。 しかし、この上期後半の三ヶ月は落語の他にも芝居やらコンサートやらで忙しかったよなぁ』
家人 『ポールの京セラ公演に遠征も行っているし、そもそも野球が始まって凄い勢いで観戦しに行ったものね』
私 『そうだった、そうだった。野球ね。忘れていたよ』
家人 『忘れたい気持ちも理解出来なくもないけれどもね』
私 『ハハハ、まぁまぁ勘弁してくれよ。え~と上半期の落語関係は45回の鑑賞、そして印象高座が五十六席だね』
家人 『矢張り4~6月は鑑賞回数が若干減ってはいるのね』
私 『1~3月は24回、4~6月が21回だから多少ね』
家人 『鑑賞出来るのはそれだけ元気だって証だから・・・』
私 『健康第一で頑張ろう!』



【2015年(平成27年)下半期回顧 その1 7~9月篇は、明日12月30日に掲載致します。】



Tag:雑記  Trackback:0 comment:0 

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