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よこはま菊六開花亭 8/29

 8月29日(水)第八回よこはま菊六開花亭 のげシャーレ

晴れて真打昇進、古今亭文菊師匠となる菊六さん。
来月21日からの披露興行を前に、どんな高座を勤めてくれるのか楽しみです。
今夜は『棒鱈』『もう半分』と根多出しされています。

◆春風亭一力 『子ほめ』

◆古今亭菊六 『棒鱈』
絡んでいく酔っぱらいの酔い方が
酷く酔っていたり、割としっかりしていたりと一定でないのが少し気になりました。
酔いが深まっていくのならば道理に合うのですが、醒めたり酔ったりというのはないでしょうから。

ただお座敷の情景や登場人物の描写はもう文句なし。

菊六さん、女性が上手いですからねぇ、
田舎侍の珍芸に対する女将の反応などは絶品でした。

◆金原亭馬吉 『紙入れ』
こういう噺では巧拙の判別は難しいのですが、
少なくとも客席を前へ引き出す力は、かなりのものがありました。

「抜かされ組」と残念がっていましたけれども、
来年の真打として『金原亭馬吉』の名前が上がっても私は驚きません。
しかし香盤を確かめたら、この人の上に十五六人いるんですねぇ。

~仲 入~

◆古今亭菊六 『もう半分』
今夏、二回聴いた『雲助師型』ではなく、一般的な千住版。
噺に入り次第に客席の照明を落としました。

気の小さな居酒屋の亭主、対して女将はかなりの悪。
金を返そうと追いかける素振りの亭主を強引に止めたばかりか、
慌てて戻って来た爺さんに対しても氷のような冷たい態度で接します。

この徹底した悪党振りを、女性の上手な菊六さんが存分に演じました。
迫力満点。

一つ残念なのは、
夜半の赤ん坊の仕種の一部始終を婆やが亭主に先に語ってしまい
最後の場面描写とまったく重なってしまったこと。

婆やは具体的な語りを控え、部分語りに留め
最終場面のみ細かな情景描写をすることで盛り上げて、
すとんと『もう半分』と下げて欲しかったなぁ。

『菊六最後ののげシャーレが陰気ではいけない』と「茄子とかぼちゃ」を陽気に踊ってお開き。

菊六さんは勿論ですが馬吉さんも好演でした。
家人と二人、好かった好かったと言い合いながら家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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