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国本武春追悼公演 8/8

 8月 8日(月)国本武春追悼公演 にぎわい座

昨年12月24日に急逝された浪曲師、というよりマルチプルエンターテイナーと言うべきでしょうか、国本武春先生を追悼する会。
二階が開いたのみならず一階に補助席まで並べる大盛況、満員御礼のにぎわい座。


◆ポカスカジャン ボーイズ
お馴染みの根多を披露した後に、武春先生から教わった津軽三味線をタマ伸也、省吾両先生が弾いてくれました。
三味線も見事でしたけれども、根多も大受けしていました。
乗っていけた感じ。

◆柳家喬太郎 『カマ手本忠臣蔵』
めくりが “柳家喬太郎” となったので、私『へぇ、随分と早い出番なのだなぁ』と驚きましたけれども、もっと驚愕したのは周囲のお客席の様子。
『きょうたろう?誰?』って感じ。
ポカスカジャン先生の高座でも『初めてだけれども面白い』という雰囲気の受け方でしたが、してみますと今夜のお客様は昇太師の贔屓が多数派だったのかしらん。(浪花節のご贔屓とは考えにくい年齢層でした)
他の落語会で見知ったお顔、つまり御定連さんもちらほらいらっしゃったのですが・・・。
もっとも目の前の芸に素直に浸る事の出来るお客席で、喬太郎師も演り易かったかも。

◆三増紋之助 曲独楽
普段に増して元気一杯の高座。
武春先生からいただいたTシャツを皆さんへ見せたい、と肩脱ぎしたのは良いのですが脱いだ着物の袖が邪魔だと袴を脱いだ上に着物まで脱ぎ捨てて客席をステテコTシャツ姿で練る『風車』のサービス。
予定調和には違いないのですけれども、これはこれで面白かったですね。

◆春風亭昇太 『リストラの宴』
前方を “白い悪魔” と弄っておいて、笑点根多の漫談から本編へ。
光っていました。

~仲 入~

◆林家二楽 紙切り
鋏試し桃太郎(桃太郎は武春先生。犬に三味線を渡すの図)、いよ!大統領、イチロー、うなりやベベン
終始武春先生の思い出話を喋りながらの紙切り。
最後に二楽師十八番の “連続影絵” を演ってくれました。好かったなぁ。
今夜、一番印象に残った高座でした。

◆追悼座談会
喬太郎師が司会を勤め出演者勢揃いで座談会。
しんみり・・・。
喬太郎師が最後に『サンタクロースなんていねぇんだなぁ、と思いましたねぇ』と声を詰まらせながら発言。
普段、軽々しく感情を露わにする人ではないだけに、聴いているこちらの胸に迫る言葉でした。

◆国本晴美 『瞼の母』
故人の母。
浪曲界では大変な有名人ですね。
芸談の際には “武春” 、私生活を語る際には “武” と、芸名と本名を使い分けながら思い出を語ってくれました。
そして『瞼の母』(番場の忠太郎)、文句無し。
最後に武春先生の唄に合わせ踊りを披露してくれました。
出演者全員が再登場。春美先生に合わせて踊って幕。
終演は9時50分。


正直、出演者全員が終演まで残っていたのには驚きました。
素晴らしい追悼の会だったなぁ、など独りごちつつ家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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