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柳家小満んの会 9/27

 9月27日(火)第135回 柳家小満んの会 関内小ホール

関内ホールの “柳家小満んの会” 鑑賞は今年1月以来。久し振りといった感じ。
今夜は小満ん師『名人昆寛』、『男の花道』、『鉄拐』と前触れされています。

◆春風亭一花 『牛ほめ』
マイクの必要を感じない程に通りの良い声質の女流さん。
今夜の一花さんに限らず、若手の噺家さん達がそれぞれの恵まれた “何か” を今後どう活かして成長して行くのか興味深いところです。

◆柳家小満ん 『名人昆寛』
腕は立つが些かお行儀の悪い彫物職人の昆寛。
お寺の門に掛ける額の新調依頼を『十日もあれば充分です』と快諾するも、下絵を描く絵師狩野十徳の高慢な態度に憤慨。
冷静さを欠いたまま彫り進めていると、出来上がりは『竹林の虎』ならぬ『松の木に虎』。
まぁいいわさ、と依頼主の和尚に暦を用いて『 “甲寅” と言う位だから、虎の添えには竹ではなく木の枝で良いのだ』との言い訳をしながら納めてしまい、和尚から逆に『今日は二百十日、十日間の仕事の手間は二百文』と切り返されるというお話。
下げは本堂で大暴れして『二百十日の大風だぁ!』。

初めて聴きましたが下げが一寸辛いのと、主人公の昆寛が他の名人物の登場人物である甚五郎や長二のような “筋の通った名人” ではなく、 “捻り者、変わり者” の色が濃く小者感が出てしまうので、客席受けが良くないのかしらね。
まぁ、廃れた噺にはそれなりに理由があるのでしょう。
けれども私は『面白い噺だなぁ』と印象に残りました。

『なにぃ、二百だぁ?冗談いっちゃあいけねぇ、蹴転買うンじゃぁあるめぇし』なんてね、好い啖呵でしたねぇ。
人間臭い名人物、と言ったところ。

◆柳家小満ん 『男の花道』
こちらもまた初聴、と思っていましたが微かに記憶にあったのでどこかで聴いたのかも知れません。
長崎での医道修業を終え江戸への道中、東海道金谷宿でたまたま同宿した歌舞伎役者の失明の危機を救った眼医半井源太郎。
その眼医源太郎と歌舞伎役者中村歌右衛門との友情物語。

昭和16年に映画化されて舞台にもなっていますが、元は講釈根多とのこと。
しかし如何にも新劇っぽい話だなぁ、と感じながら聴いておりました。

~仲 入~

◆柳家小満ん 『鉄拐』
十八番の一席。
小満ん師も楽しみながら演った雰囲気で愉快極まりない一席でした。
この種の “中国物” は小満ん師お好みなのかしらん、本当愉しそう。

跳ねて Sさん、 Kさんと三人で居残り会。
こちらもまた愉快なひとときと相成りました。
お開きの後、爽快を感じつつ家路へ。




Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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