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国立劇場十月歌舞伎公演 仮名手本忠臣蔵 10/19

10月19日(水)十月歌舞伎公演 仮名手本忠臣蔵 国立大劇場

今年の暮れは三月続けて忠臣蔵。
国立劇場の開場50周年記念、仮名手本忠臣蔵の通し公演。
“三ヶ月連続完全通し上演” と力の籠もった触れです。
こちらも “装束を改めて” 家人と三宅坂。


仮名手本忠臣蔵【第一部】 四幕九場 竹田出雲・三好松洛・並木千柳=作
国立劇場美術係=美 術

大 序  鶴ヶ岡社頭兜改めの場

二段目  桃井館力弥使者の場
 同   松切りの場

三段目  足利館門前の場
 同   松の間刃傷の場
 同   裏門の場

四段目  扇ヶ谷塩冶館花献上の場
 同   判官切腹の場
 同   表門城明渡しの場


【大序】
塩冶判官 中村梅玉  顔世御前 片岡秀太郎
足利直義 中村松江  桃井若狭之助 中村錦之助
高師直 市川左團次

【二段目】
桃井若狭之助 中村錦之助  本蔵妻戸無瀬 市川萬次郎
大星力弥 中村隼人  本蔵娘小浪 中村米吉
加古川本蔵 市川團蔵

【三段目】
塩冶判官 中村梅玉  早野勘平 中村扇雀
桃井若狭之助 中村錦之助  鷲坂伴内 市川橘太郎
腰元かおる 市川高麗蔵  加古川本蔵 市川團蔵
高師直 市川左團次

【四段目】
大星由良之助 松本幸四郎  石堂右馬之丞 市川左團次
薬師寺次郎左衛門 坂東彦三郎  大鷲文吾 坂東秀調
赤垣源蔵 大谷桂三  綾部安兵衛 澤村宗之助
千崎弥五郎 市村竹松  大星力弥 中村隼人
佐藤与茂七 市川男寅  矢間重太郎 嵐 橘三郎
斧九太夫 松本錦吾  竹森喜多八 澤村由次郎
原郷右衛門 大谷友右衛門  顔世御前 片岡秀太郎
塩冶判官 中村梅玉


大序からですので、古風に口上人形から。
『かあなでほん、ちゅうしんぐらぁ』、『えへん、えへん、なあかぁむらばいぎょくう』など特徴ある抑揚の口上で愉快に幕開き。

大序、名を呼ばれ、再び命を与えられたが如く眼を見開き動き出す演者。
私、この場面が大好物です。

この大序では桃井若狭之助役の錦之助が印象的。
まあ、私が錦之助好きな所為かも知れませんけれども、素晴らしい演技でした。

二段目では加古川本蔵の機転が際立ち、そしてまた師直の悪辣振りも増幅する印象。

三段目の刃傷場面、心理描写の迫力は流石。
梅玉、左團次好演。
扇雀の勘平も綺麗だったなぁ。

そして四段目の花献上はほんの十分程の芝居でしたが、御趣向を拝見したという感じ。

現実味を追い求めない様式美の芝居ながら判官切腹でこちらが感動、落涙するのは矢張り私達が日本人だからでしょうか。
ハンカチを取り出しながら “祖先が観ていて刷り込まれているのかなぁ” など、愚にもつかぬ思いが脳裏を巡りました。

そして・・・
館を背に立ち去る由良之助。
舞台中央から花道への芝居。定式幕が引かれ静かに送り三重の糸の音・・・

途端に私の(一階中央ブロック)斜め前で携帯着信音。
見得を切る高麗屋の親方の表情が一瞬怪訝に、そして次第に憤怒の形相となり、此方を否、私を睨み付ける・・・
完全に視線が合いました・・・わ、わ、私じゃあありません!
しかし、怒っていたよなぁ、あの表情。
最後の最後だものなぁ。

芝居中にバッグをごそごそして飴を取り出しまたその飴の包みを剥く、また無意味にパンフレットを繰るなど、雑音発生の多い御仁でしたけれども・・・。
ここまで痴れ者とは思わなんだ。
『気をつけて欲しい』 なんてものじゃあありません。 『私達の一日を返せ!』 ってなレベルの大マナー違反。
本当、いい加減にして欲しいなぁ、こういうの・・・。

とまあ、最後に客席の大失態があり、やや興味削がれた感あれども、矢張りそこここに際立つ名演技は印象的。

『もう一度、今度は二階席でも取って観に来ようかなぁ』など思いつつ家人に物語の解説をしながら家路へ。

嗚呼、携帯着信音が無ければなぁ。
残念、無念。
由良之助~!




Tag:舞台・演劇  Trackback:0 comment:2 

Comment

佐平次 URL|
#- 2016.10.20 Thu10:42
私はまだです。
携帯切るように私も舞台に上がって言おうかな。
喜洛庵上々 URL|(^^)
#SFo5/nok Edit  2016.10.20 Thu11:06
佐平次さん、おはようございます。

電話、最初は皆さん切っておいでなのでしょうけれども、休憩が確か三度ありますので
都度メールチェックされたりで電源を切り忘れてしまうのでしょうね。
或は『圏外』の表示なのでそのままにされているのかな?
圏外表示でも何かの拍子に電波が届く場合もあるのでしょうかね?

『納得行かぬ』との思いで、今朝になって急遽土曜日の予約をとりました ^^;
今度は二階席なので印象も違いましょうが・・・
本当参りました ^^#
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Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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