第581回 落語研究会 11/21

11月21日(月)第581回 落語研究会 国立小劇場

今夜のTBS落語研究会は主任文左衛門改メ 文蔵師『子は鎹』、そして仲入は雲助師『品川心中』を通しで。
他に喬太郎師、菊之丞師、朝也さんの出演と前触れされています。


◆春風亭朝也 『まぬけの釣』
来年三月下席より真打昇進、朝也改メ 三朝襲名が発表されております朝也さん。
忙しく、また乗っている時期とも思われます。
演題は言い換えられておりまして本来は『唖の釣』。
口のきけなくなった七兵衛さんを面白可笑しく演ってくれました。

しかし『まぬけの釣』ねぇ。
良いのじゃないかねぇ『唖』で・・・。
まっ放送局だからなぁ。

◆古今亭菊之丞 『法事の茶』
十八番と言っても差し支えありますまい。
菊之丞師、時折独演会などでも掛ける根多ですね。
本編は六代目中村歌右衛門丈の声色に始まり、黒門町、柏木、稲荷町、談志師そして現役のさん喬師まで。
さん喬師匠の真似が秀逸。
愉快、愉快。

◆五街道雲助 『品川心中(通し)』
座布団へ納まると同時に本編へ。
楷書体。私の記憶にある志ん生師匠の音源が甦りました。
志ん生師の高座を忠実に再現、再演したと言って良いかと思います。
ただしかし、惚けた味、面白味といった点でもう一つの印象。
『通し』となると力点の置き方が難しいのだろうと忖度致します。
雲助師、主任に花を持たせたかな?

~仲 入~

◆柳家喬太郎 『茶代』
小咄で膝ですな。
こうした役割を任せられるのも喬太郎師独特の芸風あってこそ。
お見事でした。

◆橘家文蔵 『子は鎹』
私にとって文蔵師は、独演会へ行く程ではないのだけれども “この人が主任ならば寄席へ行ってみようかなぁ” と思う噺家さんです。贔屓ってより軽いファンなのかな。
以前の私には、圓鏡の圓蔵師匠がそんな風な存在でした。

文蔵師の熊さん、三年を経て羽振りは良くなったけれども鷹揚な雰囲気は皆無。
短気で荒っぽい部分は変わらぬまま “酒を止めて仕事に打ち込む様になった” と言う事ですね。

まぁ人の性格なんてそうそう変わるものじゃあありませんよね。

しかしここは現実を離れて “人間が成長して滅多に怒らなくなった” との設定が好ましい様な気がします。
熊さんの喋りっぷりが荒っぽいので『変わらないね、この御仁は・・・』と感じてしまいました。


隣席が演芸のあいだ中ずぅっと「がさがさ、ごそごそ」。
まあこれが毎月なのだけれども、今日は特に酷く感じました。
車に乗り込む時点ではそれを理由に『来年度は継続せず』と心に決めていましたが、やや思い直しつつ家路へ。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

Comment

佐平次 URL|
#- 2016.11.23 Wed10:03
雲助は志ん生そのままなのに、笑いが弾けませんでしたね。
落語研究会でも主任や中トリ、ヒザって役割を考えるべきなのでしょうか。
喜洛庵上々 URL|矢張り『通し』は難しい噺なのでしょう。
#SFo5/nok Edit  2016.11.23 Wed14:41
佐平次さんがお書きになられた様に『通し』ではなく『何?与太郎がお手水から上がってきた?』で
終わった方がよかったのでしょうね。
この出番なら尚更・・・。
主任ならば『通し』の選択もありなのかも知れませんけれども。
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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