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国立劇場十二月歌舞伎公演 仮名手本忠臣蔵 12/16

12月16日(金)十二月歌舞伎公演 仮名手本忠臣蔵 国立大劇場

国立劇場開場50周年記念、仮名手本忠臣蔵通し公演。
三ヶ月連続公演大詰の12月は、八段目から十一段目。
私ども、4日(日)に続き二度目の鑑賞です。
『今回の忠臣蔵は今日でお別れだなぁ』など家人とお喋りしながら、一階センターブロック前方席へ着席。


仮名手本忠臣蔵 【第三部】 四幕八場 竹田出雲・三好松洛・並木千柳=作
国立劇場美術係=美 術

八段目   道行旅路の嫁入

九段目   山科閑居の場

十段目   天川屋義平内の場

十一段目 高家表門討入りの場
 同     広間の場
 同     奥庭泉水の場
 同     柴部屋本懐焼香の場
     花水橋引揚げの場

【八段目】
本蔵妻戸無瀬 中村魁春  娘小浪 中村児太郎

【九段目】
加古川本蔵 松本幸四郎  妻戸無瀬 中村魁春
娘小浪 中村児太郎  一力女房お品 中村歌女之丞  
由良之助妻お石 市川笑也  大星力弥 中村錦之助
大星由良之助 中村梅玉

【十段目】
天川屋義平 中村歌六  女房お園 市川高麗蔵
大鷲文吾 中村松江  竹森喜多八 坂東亀寿
千崎弥五郎 中村種之助  矢間重太郎 中村隼人
丁稚伊吾 澤村宗之助  医者太田了竹 松本錦吾
大星由良之助 中村梅玉

【十一段目】
大星由良之助 中村梅玉
大星力弥 中村米吉  寺岡平右衛門 中村錦之助
大鷲文吾 中村松江  竹森喜多八 坂東亀寿
千崎弥五郎 中村種之助  矢間重太郎 中村隼人
赤垣源蔵 市川男寅  茶道春斎 中村玉太郎
矢間喜兵衛 中村寿治郎  織部弥次兵衛 嵐橘三郎
織部安兵衛 澤村宗之助  高師泰 市川男女蔵
和久半太夫 片岡亀蔵  原郷右衛門 市川團蔵
小林平八郎 尾上松緑  桃井若狭之助 市川左團次


二回目の鑑賞でもありまた一昨日お隣の小劇場で観た文楽(文楽は七段目~大団円)で重複する段を “予習” しているので、義太夫語りも科白もすらすらと頭に入って来ます。
文楽で字幕が出るのも奏功していますね、これは^^

今日は演者の目や手指の細かい動き、息遣いや呟き声なども鑑賞出来る席。
こうした席で観ますと、女形の演技が目立ちます。
八段目、九段目の戸無瀬役魁春丈の綺麗な所作に目を奪われました。素晴らしかった。
視線にも全く無駄がないのですねぇ。凄い演技です。

九段目の幸四郎旦那、手負いの後はずぅっと荒い息遣い。そして腹に血止めの晒を巻く際に、前髪を数本垂らして “乱れた感じ” を出す。
引いて観ていた前回の鑑賞では『ここまで演っている』とは判りませんでした。大迫力。

その本蔵の後ろで涙にくれる戸無瀬、小浪の表情がこれまた秀逸。
お石役、澤瀉屋の間の置き方も凄かった。科白の間の演技で厳しさが倍増します。
また力弥役錦之助丈の細かな目の動きでの感情表現、素晴らしい。

十段目、天川屋義平役の歌六丈、熱演。好かったなぁ。
これまた引いて観ていた前回は、意図的に淡々とした芝居をされているのかと思っておりましたが、実にこう細かな演技で内面描写に余念がありません。印象に残りました。

十一段目は引いた席の方が適している様に思いましたが、降る雪をかぶりながらの観劇もまた興のあるもの。
肩に落ちた雪を持って帰りました^^ 雪は四角形。
由良之助、実に堂々としていたなぁ、高砂屋大出来。米吉丈も少年らしく颯爽としていました。
音羽屋は引いて観ても好し、直前で観てもまた迫力満点。

師直はちと大き目で『しばらく見ぬ間に福々しくなられましたなぁ』と由良之助が言いそうな面体。
もすこし細面の方が良いかとも思われます。

“財布の焼香” で財布が血染めなのにも感激しました。
成程細かいところまで行き届いたものですねぇ。


跳ねて家人と『由良之助、本蔵、矢間重太郎(隼人丈)が目立ったね』
『義平も好かった。それと女形の演技が皆素晴らしかった』
など感想を喋りながら “ウラジミール渋滞” の中を家路へ。


※隣席のお年寄り夫婦。喋るわ、上演中にアイス最中を食すわ、入歯をほき出し、舐めてお掃除するわでしたい放題やり放題。
アイスで腹が冷えたか途中で手洗いに立つ始末。それも舞台に手をつきそれを頼りに。
また真後ろでは始終ビニールのガサガサ音。これもお年寄り夫婦。
蛍嬢も前席は目が届きかねると忖度致しますが、いま少し目配りの欲しい気がしました。



Tag:舞台・演劇  Trackback:0 comment:2 

Comment

佐平次 URL|
#- 2016.12.19 Mon10:29
22日です、楽しみが増しました。
ひでえ客がいるのですね。
喜洛庵上々 URL|
#SFo5/nok Edit  2016.12.19 Mon12:01
観劇から日が経つに連れ、通し公演の終わる事が寂しくてなりません。
22日に、つまり「これから」鑑賞される佐平次さんが羨ましい!^^;
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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