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十二月文楽公演 通し狂言 仮名手本忠臣蔵 【上】 12/6

12月 6日(火)十二月文楽公演 仮名手本忠臣蔵 【上】 国立小劇場

国立劇場50周年記念公演は歌舞伎のみならず、文楽も仮名手本忠臣蔵の上下通し公演。
『忠臣蔵なら観に行こうか』と家人を誘い、今日は先ず『上の部』。
大序から六段目まで。


通し狂言 仮名手本忠臣蔵

大  序   鶴が岡兜改めの段 ・ 恋歌の段
二段目   桃井館本蔵松切の段
三段目   下馬先進物の段 ・ 腰元おかる文使いの段
       殿中刃傷の段 ・ 裏門の段
四段目   花籠の段 ・ 塩谷判官切腹の段 ・ 城明渡しの段
五段目   山崎街道出合いの段 ・ 二つ玉の段
六段目   身売りの段 ・ 早野勘平腹切の段


定式幕が上手から下手へ、つまり芝居とは逆に開いていくのが先ず面白いですね。
私どもにとってみますれば、十月から観ている歌舞伎の方の “通しの復習” といったところですが、小劇場の為か、より迫力を増した大夫の声量に圧倒され通し。
科白も語りも基本的に独り・・・。
噺家さんと同じで “一人数役” をこなしつつ、大いに力の篭った語り口調。改めて凄いですね。
塩谷判官切腹の段の咲大夫師、早野勘平腹切の段の英大夫師が特に印象的でした。

人形では判官切腹の後、遺骸を乗せた駕籠を見送るが如く上手を遠目に眺め見て踵を返し下手へ悄然と下がる家来達の、その一人々々の様子が実にお見事。
家来達の何とも切ない心情をしっかりと伝えてくれました。素晴らしかった。

私が気づいた芝居と異なる点は、城明渡しの段で表門前での塩谷家来同士の押し問答がなく、由良之助独りの場面である事。
五段目での定九郎の出番が多く(長く)、また与市兵衛を散々に斬り突きまくる非常に残忍な殺し方をする事。
六段目の身売りで、芝居では出て来る一文字屋お才が現れず、芝居の判人源六に相当する “一文字屋才兵衛” のみが出て来る事。

跳ねた直後に私、家人に『疲れたよぉ』と第一声。
お芝居と同じく四段目までにして三部構成にしていただいた方が客席には優しいでしょうね。
特に五段目が(上記しました様に)長いですから、肝心の勘平腹切の段で客席が疲れちゃっているのですね。
“雑音の発生” がそこここで耳につきました。


『由良之助、提灯の家紋を切り取っていたね』
『切るで思い出したけれども・・・五段目、あんなに斬られたら身体が無くなっちまうよな』
『刀を突き刺したままだったわね』
『あの段(五段目)、胡弓が聞こえて来たね』
など家人と喋りながら家路へ。

面白かったけれども、長かった・・・。あぁ疲れたぁ~^^;




Tag:舞台・演劇  Trackback:0 comment:2 

Comment

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#- 2016.12.07 Wed10:01
一日置いての大狂言、そりゃあ疲れるでしょう。
とはいえこれから私も、楽しみでもあり頑張れるかなあとちょいと不安でもあり、やっぱり楽しみだあ!
喜洛庵上々 URL|
#SFo5/nok Edit  2016.12.07 Wed10:48
ちと続き過ぎたのかも知れません^^;
それにしても、判官切腹の段の緊張度合が芝居に倍するものでして・・・
一瞬も気を抜くことが叶わず、また身じろぎ出来ぬ雰囲気でした。
これも草臥れた一つの要因なのかも知れません。
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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