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浅利演出事務所公演 アンチゴーヌ 12/9

12月 9日(金)浅利慶太プロデュース公演 アンチゴーヌ 自由劇場

一昨日の水曜が初日、11日の日曜には楽という短期公演の浅利演出事務所公演『アンチゴーヌ』へ独りぶらり。


アンチゴーヌ  作 ジャン・アヌイ  翻訳 諏訪 正  演出 浅利慶太

○アンチゴーヌ 野村玲子
○クレオン 山口嘉三  ○エモン  松本博之
○イスメーヌ 坂本里咲  ○ユーリディス 齊藤奈々江
○乳母 佐藤あかり  ○クレオンの小姓  古庄美和
○衛兵 畠山典之  ○衛兵 折井洋人  ○衛兵  山本航輔
○伝令 桑島ダンテ  ○合唱 近藤真行

主人公アンチゴーヌは亡きオイディプス王の娘、姉はイスメーヌ。
この姉妹には兄が二人おりましたが、権力争いの果てに決闘となり相打ちで両者ともに死亡。
現王クレオン(アンチゴーヌの叔父、かつ息子エモンがアンチゴーヌの婚約者)は、その二人の兄の葬送に際し、一人は国葬扱いとして盛大に、いま一人は反逆者として埋葬すらを許さず場外に棄て置き、朽ちるままとします。
兄の亡骸を埋葬しようとアンチゴーヌは夜半に城を抜け出しますが、帰城したところを乳母に見とがめられてしまいます。


アンチゴーヌ=野村玲子、クレオン=山口嘉三の “二人芝居” に、合唱=近藤真行が絡む形で物語は進みます。
“合唱” というのは “姿の見える影の声・ナレータ” というところでしょうか、現王クレオンとの言葉の遣り取りもありますので、“クレオンの深層心理の代弁者” と解釈することも出来そうですね。

権力を握った者が “権勢者らしく振舞おう” として自縄自縛に陥り、結果として全てを失ってしまう様子をクレオン役の山口が素晴らしく演じてくれました。
アンチゴーヌに論破された後の表情など、 “一瞬で十年老けた” 感じでした。凄い。

野村は安定の演技。何を演っても巧い。流石です。

そしてもう一人の主役、合唱の近藤真行。この人は見込まれているのだろうなぁ。巧いものなぁ。
この生命誰のものでの早田役、 李香蘭での杉本役と “浅利演出事務所の新しい顔” ですね。
来年も近藤の活躍が楽しみです。

イスメーヌ役の坂本、こちらも安定。安心して観ていられます。
あと、エモン役の松本博之。この役者さんは様子が好いなぁ。目立っていました。


跳ねて、クレオンの言葉『ひとの口にしないことだけが、本当のことだ』を、『blogに書くのだから忘れない様に』と何度も繰り返しながら家路へ。
帰宅してプログラムを開いてみましたら、山口氏が “劇中の印象的な言葉、フレーズ” として挙げていらっしゃいました。
折角覚えたのに!(^^;


Tag:舞台・演劇  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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