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らくご街道 雲助五拾三次 -大晦日Ⅲ- 12/20

12月20日(火)らくご街道 雲助五拾三次 -大晦日Ⅲ- 日本橋劇場

雲助五拾三次、第四十五回のお題は “大晦日Ⅲ” 。
この会では三回目の大晦日なのですね。
東海道五十三次で四十五番目の宿場は伊勢国鈴鹿郡 “庄野” 。
長い旅路も最終盤、先が見えて参りました。
来年は毎月ではなく飛び飛びの開催にして、再来年3月辺りに “上がり” を迎えるのかな?

今夜は雲助師、お家芸且つ十八番の『富久』他と触れられています。


◆桃月庵はまぐり 『代脈』
滑り出しは順調で銀杏の造形がお見事だったのですが、後半は時間を気にしましたか走り気味。
お嬢様の診察風景をゆったり演る事が出来たなら好かったのになぁ。
惜しい。

◆五街道雲助 『睨み返し』
雲助師匠で聴くのはおそらく初めて。
噺そのものも一昨年暮れに開催された第57回人形町らくだ亭に於ける喜多八師匠の口演以来、久し振りに聴きます。
前半の薪屋との喧嘩が『掛取萬歳』の魚屋とのそれと同じなのですが、雲助師この喧嘩が上手ですので客席はすぅっと噺に入り込んで行きました。
喜多八師のは “不気味な顔系統” でしたけれども雲助師は “怖い顔系” ですね。
愉快な一席。好演でした。

~仲 入~

◆五街道雲助 『富久』
これこれ、こう来なくてはね。これこそが本来の『富久』ですよ。
久保町の旦那の鷹揚な風情、好かったなぁ。

間の取り方、この場合 “溜め” と 言っても良いのでしょうけれども、極めて自然です。
その旦那の『また出入りしな』の言葉で私、目が潤みました。
旦那の言葉の直前の素晴らしい緊張感、そしてその緊張の解ける瞬間を存分に味わいました。

見舞い客の帳面を付ける久蔵が無闇と嬉しそう。(客席の私も嬉しかった^^)
顔見知りのお客様に挨拶しながら『またお出入りが叶いまして・・・』と喜色満面です。
絡み酒或いは酒乱という程ではなく、酒にだらしない設定。
呑みたいのね。まぁ普通の酒呑より若干意地汚いぐらいの感じです。

久蔵を寝かせた後に旦那が鳶頭に対し『可愛いところもあるのさ』と言う場面を挟み入れたのが効果抜群。
これによって、何か噺全体に現実味が増した感じが致しました。
枕で伊勢神宮のお祓いを仕込んでおいて、鳶頭との再会以降を非常な速度感で一気に下げまで。
傑作、名演。


恒例の三本〆でお開き。
チロルチョコの引き出物をいただき『歌会始ってTV中継あるのかな?』など家人とお喋りしながら家路へ。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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