らくご街道 雲助五拾三次 -暖- 1/30

 1月30日(月)らくご街道 雲助五拾三次 -暖- 日本橋劇場

新年最初の雲助五拾三次、第四十六回のお題は “暖” 。
雲助師、お家芸の『お直し』他と触れられています。
三宅坂経由で水天宮へ到着しましたのは、友人を国立劇場へ送った為。
今夜はTBS落語研究会の開催と重なってしまったので、そちらの鑑賞は友人に譲りました。


◆金原亭駒六 『道灌』
前座さんらしい楷書体の高座。
掛軸を巡る遣取りで深草少将の百夜通いの挿話を挟み、ふくらませました。
下げまでゆったりとした速度感を保ったのには感心したなぁ。

◆五街道雲助 『二番煎じ』
歌会始のあれこれを面白おかしく15分程。
褒章受章、歌会始と宮中へ二度上がり『裏を返したので、もう一度行けば “馴染” という訳です』
場内爆笑。

本編もまた文句なし。
廻っている場面でも番小屋内でのがやがやでも登場人物が活き活きしています。
まるで聴いている私も町内の一員で、一緒に回し呑みしている気分になりました。
ですから、見回りの役人がやって来た時の緊張感も “共有” 出来るのですね。
いやぁ、素晴らしい。好高座。

~仲 入~

◆五街道雲助 『お直し』
さっと本編へ。
妓楼の主人の情けで夫婦となり、一度羽振りが良くなった件を地で丁寧に語りました。
『一度(暮らし振りが)上がって・・・』という部分が大切なんですね。
すってんてんの亭主がしょんぼり家に帰って来る、その様子がまた素晴らしい。
ここからは会話で紡ぎました。

開き直ると強い女。対して、気持ちを引き摺る男。巧みな描写だなぁ。
亭主が女房に精神的に依存し、寄りかかっているので嫉き様も尋常じゃない。
その精神的依存の描写が極めて巧みに噺へ仕込まれている為に『直して貰いなよ』の声音が次第に険しくなり、頻繁になるのが極めて自然なのですね。凄いなぁ。
仲直りの場面も秀逸。
後味の好い噺に仕上げてくれました。


跳ねて家人と感想を言い合いながら『向こうはまだ演ってるだろう、寒い中を待たせちゃ気の毒だ』と三宅坂へ取って返す。
その途中、銀座の交差点で服部時計の9時の鐘の音。
研究会が跳ねる前に国立に到着。
友人を乗せてお互いに『報告』しながら帰途へ。
研究会では扇辰師の『雪とん』が印象的だったとのことでした。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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