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柳亭市馬独演会 2/7

 2月 7日(火)柳亭市馬独演会 にぎわい座

私、松が明ける頃からずっと体調を崩しておりましたが、ここのところようやく普段の生活に戻って参りました。
以前より『申告の時期は毎年具合が良くないね』と家人に指摘されていたので、気をつけておりましたのに・・・
どこかしら油断があった様子です。

さて喜洛庵2月最初の鑑賞は、柳亭市馬師独演。
まだ本調子ではありませんが『いや、今夜は何とか行かれそうだ』と、たっぷり着込んで野毛にぎわい座。


◆柳亭市朗 『牛ほめ』
初めて高座に接したこともあって『市馬師一門の前座さんではなく、芸協からお手伝いかな?』と見当違いの当て推量をしながら聴いておりました^^;
と申しますのも市朗さん、型に拘らず自由に噺を進める “現代風味の高座” なのですね。
口慣れない言葉が幾つかある様子でしたが、中々面白い前座さん。
さて今後どのような “新風” を巻き起こすことが出来るかしらん。
楽しみです。

◆柳亭市馬 『山崎屋』
根多出しの一席。
若旦那と番頭さんの遣り取りが抜群に面白いですね。
大旦那は “酒の切手” を持たず、二十両の礼金のみを持参します。
これを鳶頭が受け取りましたが、礼金を受け取ったのを聴くのは初めてかも知れません。
愉快な一席、好高座でした。

~仲 入~

◆柳亭市童 『武助馬』
前座の市助時分に雲助五拾三次で長い事お手伝いをしていたのを観ていますので、何やら懐かしい感じ。
噺の後半へ向けて徐々に速度感を増しつつ盛り上げました。
うむ、面白かった。

◆柳亭市馬 『笠碁』
着替えて黒紋付で登場。
すぐに『碁将棋に凝ると・・・』と口を切り、更に『夢中になって忘れ物をするなどという事も』と来ましたので『市馬師、 “柳田” を持っているのか? 今夜、市馬師の “柳田” を聴く事が出来るのか?』との期待の高まりで、私、数秒間心拍数が跳ね上がりました。
しかし “あっ、その石は痛いなぁ、良いところに降ろされちゃった・・・” と本編へ。
“首振り” はあまり誇張せず、御隠居さん同士の友情譚にまとめてくれました。
面白かったなぁ。


開演前や噺の間に、御定連の方とちょっとした会話が出来たりして愉快な晩となりました。
久し振りの市馬師。
『歌が前面に来ないなら好いなぁ』など独りごちつつ家路へ。


Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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