鈴本2中夜 2/12

 2月12日(日)鈴本演芸場 夜席

鈴本演芸場2月中夜は特別企画『雲助聴かせやしょう』。
毎年恒例の公演ですが、今回は特に “紫綬褒章受章記念公演” としております。
『 “夢金” を聴きたい』との家人の希望から連れ立って鈴本へ。
何だかお久し振りの雰囲気^^;

林家たま平 道灌
古今亭駒次 生徒の作文
松旭斎美智 奇 術
柳亭燕路 粗忽の釘
隅田川馬石 元犬
ホンキートンク 漫 才
柳家はん治 ぼやき酒屋
桃月庵白酒 代脈

~仲 入~

柳家小菊 粋 曲 
春風亭一朝 短命
林家正楽 紙切り
五街道雲助 夢金 


◆たま平 『道灌』
目を瞑った時など “御祖父さんそっくり” の表情になりますね。
はっきりとした口跡で演ってくれました。

◆駒次 『生徒の作文』
実際に手元へ届いた学校寄席の感想文を披露しつつ本編へ。
客席大笑い。十八番ですもの。

◆美智 奇 術
紋之助師代演。
パラソル、ロープ、ポーチと鍵。

◆燕路 『粗忽の釘』
短縮版でも抜群に面白い。
弊blogに何度も書いておりますが私、燕路師匠の高座に接すると『寄席に来たなぁ』と感じます。
好演でした。

◆馬石 『元犬』
古代、人間が狼に餌付けをしていた頃 “会釈をして餌の礼をする様になったのが犬の祖先” と、珍説を枕に本編へ。
こちらも短縮版ながら面白おかしく演ってくれました。
十八番を聴くことが出来て嬉しかったなぁ。

◆ホンキートンク 漫 才
従来演っていた根多を再構成してより笑いの要素を膨らませた感じ。
“時そばもどき” と “芝浜” の場面など大笑い。
ジャケットを客席に放り込みましたが、これも工夫された投げ方できちんとお客様の頭に被さる様に広げながら投げるのですね。前列の男性客に “ストライク” 。
家人曰く『女の人だと化粧で上着が汚れるから男性を狙うのよ』。
本当かね?
しかし笑ったなぁ~。

◆はん治 『ぼやき酒屋』
十八番をさらりと。
外さないねぇ、流石!。
好演でした。

◆白酒 『代脈』
短めの枕から本編へ。
期待通りの爆笑高座。凄いねぇ。

◆小菊 粋 曲
暫く寄席へ来ていなかったので実にお久し振りの感じ。
艶っぽいなぁ。うっとり^^

◆一朝 『短命』
ところどころを割愛した短縮版を愉快に。
一朝師が下がり正楽師の上がるわずかな間隙に『仲入後の四本のみだとしても、満足出来る感じがするよね』と家人に言いましたら、頷いておりました。

◆正楽 紙切り
鋏試し相合傘、土俵入り、恵比寿様、初天神
大きな鯛を釣り上げた恵比須様、傑作。

◆雲助 『夢金』
前方の馬石師が『昨日が初日でしたが、師匠の紫綬褒章受章に “おめでとう” の声が初日に掛からなかったので、返り初日の今日は是非ひとつ・・・』と “煽り” を入れました為か、雲助師が姿を現すと同時に割れんばかりの拍手と『おめでとう』の声。
雲助師、これまた馬石師の言の通りに涼しい顔で受け流し、『雲助聴かせやしょう』の『しょう』は『SHOW』とも書いて『聴かせやSHOW』でもありまして・・・と惚けながら、受章の話題には触れずに枕へ入って行きました。

この “雲助師型” の『夢金』は下卑た表現を出来るだけ排した秀作。
降りしきる雪の情景、そして一癖ありそうな侍、強欲な船頭の描写が素晴らしく、噺に引き込まれました。
圧倒的迫力の高座は28分。
下げは “途端落ち” とでも言うのかしらん、余韻を持った下げでこれまたお見事。
恐れ入りました。


跳ねて家人と感想を交わしながらの家路。
いやぁ、愉快な晩でした。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

Comment

佐平次 URL|
#- 2017.02.14 Tue10:18
いい雰囲気でいい寄席、最高でしたね。
燕路、たしかに独演会より寄席ですね、好きですよ。
喜洛庵上々 URL|
#- 2017.02.14 Tue19:43
実に充実した番組でした。
佐平次さんも是非お出まし下さい^^
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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