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第41回人形町らくだ亭 抜き読み『お富与三郎』 4/2

 4月 2日(月)第41回人形町らくだ亭  抜き読み『お富与三郎』 日本橋劇場

「らくだ亭」は、できるだけ足を運ぼうと心掛けている落語会。
今夜は雲助師と小満ん師とで『お富与三郎』と聞いて、いつもに増して胸の高まりを覚えながら日本橋劇場へ。

◆古今亭きょう介  『穴子でからぬけ』

◆立川左談次  『町内の若い衆』
枕で自身の前座時代の思い出話。寄席への郷愁、いまだ深しといったところですか。
私は、末廣亭からあったと漏れ聞く『三派合同興行案』を連想しながら聞いていましたが、客席の反応は今一つ。
噺に入ってからはさすが手慣れたもので、次第に客席が温まって行くのが伝わってきました。
ただ、『沈んじゃえ、えひめ丸みたいに』のくだりは、違和感あったなぁ。

◆五街道雲助  『お富与三郎』より『玄冶店』
ほとんど前置きなしに噺へ。
圧巻は町内のごろつき「蝙蝠安」「目玉の富八」の描写。
往年の上田吉二郎ばりの演技で、悪党っぷりを充分に。
妾宅の囲われ女をお富と確信した与三郎が被っていた手拭いをとるのをきっかけに、下座の糸が入り、芝居口調に変わる。
与話情浮名横櫛を座布団の上で演じてみせる、まさに雲助ワールド。
七五調が一息入ったところで、私はぞくぞくっと震えがきました。
たっぷりと芝居をして『と、(こんなふうに)芝居ではやるのですが・・・』と笑わせて、緊張をほどいて下がった。

~仲 入~

◆柳家小満ん  『お富与三郎』より『稲荷堀』
まず『雲助さんが上手過ぎて』と客席を笑わせる。『噺の仕込みが異なるので、細部が違う』と断った上で、十分ほどかけて日本橋~木更津のくだりをなぞっていく。
淡々と地噺風に進めるうちに、客席も小満ん師の醸す空気に同期していった感じ。
こちらはお富の悪女っぷりが際立ってまた見事。性悪女の狡さがよく描かれていました。
稲荷堀で「坊主の富八」にとどめを刺すお富与三郎を、もやってある猪牙舟から目撃した「蝙蝠安」が二人の行く手を遮って強請る場面まで。

堪能して、一人ごちながら家路へ。

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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