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第602回 落語研究会 8/22

 8月22日(水)第602回 落語研究会 国立小劇場

TBS落語研究会、今夜の主任は上方から米團治師『たちぎれ線香』 、 仲入は歌武蔵師『禁酒番屋』。
他に馬石師十八番の『安兵衛狐』、文菊師『笠碁』、市楽さん『真田小僧』と触れられております

◆柳亭市楽 『真田小僧』
『弟子入りして十三年・・・』と枕を振っていましたから、そろそろ真打昇進なのかな?
“完全版” を面白おかしく演ってくれました。

◆隅田川馬石 『安兵衛狐』
今夜は狐よりも幽霊の描写が細密で、後半がやや駆け足になりました。

◆三遊亭歌武蔵 『禁酒番屋』
本編よりも掴みの“ 相撲協会裏話” やら “レスリング協会” への言及の方が愉快というのがなぁ。
いや、本編も悪くないのですが “漫談” が抜群に面白いので、そちらが印象に残っちゃうのね。

~仲 入~

◆古今亭文菊 『笠碁』
『碁将棋に凝るってぇと親の死に目に会えないなどと・・・』と、無駄話抜きに入って行きました。
二人の旦那の様子を “無言劇” で演ずる場面が新鮮ですね。
しかし文菊師は小言が巧いねぇ。
苛々して意地悪く奉公人に当る描写がやや過ぎる気もしましたが・・・
あと地の喋りが職人言葉になっていたのが、やや不自然でしたね。

◆桂 米團治 『たちぎれ線香』
冒頭に米朝師匠の名を出しながら『弟子をお茶屋遊びに連れて行ってくれた』と触れていました。
同時に同じ二世の当代林家正蔵師との交流にも言及していました。
そう言えば正蔵師も『たちきり』を演りますね。

本編はまさに絶品ものの出来。
流石だったねぇ。
先ず若旦那が “それらしい” のがお見事。
『此奴じゃ弾けて遊んじゃうわなぁ』って感じね。
丁稚、そして番頭の造形も好かったなぁ。
面白がる丁稚、どっしりとして有無を言わせぬ番頭。
改心したかに見えた若旦那が『お礼参り』と偽り、番頭の用意した風呂に入り着替えて色街へ一目散。
この噺を聴くときにいつも疑問が残るのですが、若旦那は小糸の事を忘れている訳ではなく、蔵を出たら真っ先に小糸を訪ねる事を決めていたのでしょうね。
小糸の手紙を読んだから行動に出たのではないだろう、と言うのが私の解釈です。

小糸に線香を上げに来る同僚の芸妓たちの賑やかな描写が、最後半部を必要以上にしんみりとさせず、からっとした仕上がりにしてくれました。
泣かせに走る演出もありますが、この方が落語になりますね。
好演でした。


矢張り噺五本は身体に応えるなぁ、と独りごちつつ家路へ。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:4 

Comment

佐平次 URL|
#- 2018.08.23 Thu09:53
お元気でしたね。
落語研究会かあ、なんか遠くなってしまった感じです。
一席か二席がいいです。
喜洛庵上々 URL|^^
#SFo5/nok Edit  2018.08.23 Thu10:01
佐平次さん、お久し振りです。
いやぁ、前売購入しているので渋々出掛けるのですが
昨日も直前まで(家を出ようかどうしようか)迷っておりました。
来年度をどうしたものか・・・^^;
小言幸兵衛 URL|ご無沙汰です。
#- 2018.08.23 Thu12:09
お久しぶりです。
米團治、良かったようですね。
まさに、若旦那。
落語研究会も、相当顔ぶれが変わりましたね。
たしかに、これだけ聴くと、寄席とは違い疲れるでしょう。
そのうち、もっと気軽な会で、佐平次さんも交えてご一緒しましょう!
喜洛庵上々 URL|こんにちは^^
#- 2018.08.23 Thu13:57
幸兵衛さん、お久し振りです。
何か好い顔付けの会がありましたらお声を掛けて下さい^^q


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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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