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浅利演出事務所公演 アンドロマック 9/11

 9月11日(火)アンドロマック 自由劇場

浅利演出事務所公演『アンドロマック』。
7月に逝去された浅利慶太氏の “最後の演出作” 。
劇場ロビーに浅利氏の遺影が、またいつも座っていらした最後列の関係者鑑賞席のテーブルにも遺影と花。
なんとなくしんみり致します。ソワレの所為もあるかな。

出演者は次の通り。
○アンドロマック 野村玲子  ○ピリュス 近藤真行
○エルミオール 坂本里咲   ○オレスト 桑島ダンテ
○ピラド 劉 毅  ○クレオーヌ 田野聖子  ○セフィーズ 服部幸子
○フェニックス 斎藤 譲
○兵士  折井洋人 与那嶺圭太 関 廣貴 池田泰基


冒頭のオレスト×ピラド “密談” 場面で、ピラド=劉毅の台詞が飛ぶ事故。
座っているオレスト=桑島ダンテがプロンプター宜しく小声で切欠を出すも、聴こえなかったのでしょう(密談なのに二人の距離が離れているのですよね、演劇ですから) 不自然な沈黙(立っているピラド=劉、まさに “立往生” )がありましたが、まぁ大事には至らず続行しました。

物語は “男女間の一方通行の想い” で展開します。
トロイ戦争で父王と夫を殺されギリシャ側の虜囚となったトロイ王女アンドロマック。
勝者の代表格ピリュス(エピール王)は虜となったアンドロマックに恋をするが、アンドロマックは父王と夫を殺された仇としてピリュスを受入れようとはしない。
一方、ピリュスはスパルタ王女エルミオーヌと婚約(政略結婚ですな、ポリス同士のバランス制御の為の)している。
そのエルミオールに思いを寄せるのは、スパルタの勇将でエルミオールの従兄弟オレスト。
もうドロドロ ^^;

“腹に一物” の演技が十八番の坂本が大出来。
この人は本当に巧いのだよなぁ、こういう “男を操る女” の演技が。
アンドロマックの野村、長台詞も豊かに感情のこもったエロキューション。
野村節全開、堪能しました。素晴らしいですね。
近藤ピュルス、こちらも文句無し。
フェニックス=斎藤 譲の醒めた佇まいも印象的でした。

『重かったぁ』、と独りごちつつ『最終盤、エルミオールの身勝手な “裏切り・変心” で、客席が悪受けして失笑したのはいただけなかったなぁ。桑島オレストの迫力が足りない所為だな』など場面を反芻しながら家路へ。



Tag:舞台・演劇  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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