国立劇場十月歌舞伎公演 平家女護島 10/9
10月 9日(火)十月歌舞伎公演 平家女護島 国立大劇場
旧知の友人と連れ立って国立劇場へ。
通し狂言 平家女護島 三幕四場
近松門左衛門=作 国立劇場文芸研究会=補綴 国立劇場美術係=美術
序 幕 六波羅清盛館の場
二幕目 鬼界ヶ島の場
三幕目 敷名の浦 磯辺の場
同 御座船の場
主な配役
○平相国入道清盛/俊寛僧都 中村芝翫
○俊寛妻東屋 片岡孝太郎
○瀬尾太郎兼康 中村亀鶴 ○能登守教経/丹左衛門尉基康 中村橋之助
○俊寛郎等有王丸 中村福之助 ○上臈松ヶ枝 中村梅花
○海女千鳥 坂東新悟 ○越中次郎兵衛盛次/丹波少将成経 中村松江
○後白河法皇 中村東蔵
“俊寛” つまり二幕目の “鬼界ヶ島の場” は観たことがありますが、他の幕は初見。
何でも『通しは二十三年ぶり』、 “清盛公生誕九百年に因み上演” との事です。
その平清盛、劇中では徹底的な悪役。
近松の時代はこんな人物像がしっくり来たのでしょうね。
序幕では俊寛の妻東屋に『俺の女になれ』と強要。
『常盤御前とは違います』ときっぱり断られる。
三幕目では同乗の後白河院に『入水を強要』。
愚図る院(東蔵丈が流石の表現力)に業を煮やし海中へ蹴落とす。
結末は幽霊となった東屋と千鳥が清盛を呪い、火責め(清盛は高熱を発して死んだとされていますので、そこからの発想でしょう)の苦しみを受ける。
まぁお芝居ですので解り易く出来ております。
東屋=孝太郎丈、千鳥=新悟丈、二人の女形が大出来。
俊寛=芝翫丈、迫真の演技(清盛は損な役でしたなぁ)。
能登守教経/丹左衛門尉基康役の橋之助丈、良いところ取りでお得な配役。
有王丸=福之助丈、若いなぁ。大暴れ^^
『成程なぁ。前後はこんな話になっていたのかぁ』など友人と語らいつつ劇場をあとにしました。
動きに乏しい場面が長く、登場人物も少な目でしたが、個々の演技に深みあり。
うむ、満足。
旧知の友人と連れ立って国立劇場へ。
通し狂言 平家女護島 三幕四場
近松門左衛門=作 国立劇場文芸研究会=補綴 国立劇場美術係=美術
序 幕 六波羅清盛館の場
二幕目 鬼界ヶ島の場
三幕目 敷名の浦 磯辺の場
同 御座船の場
主な配役
○平相国入道清盛/俊寛僧都 中村芝翫
○俊寛妻東屋 片岡孝太郎
○瀬尾太郎兼康 中村亀鶴 ○能登守教経/丹左衛門尉基康 中村橋之助
○俊寛郎等有王丸 中村福之助 ○上臈松ヶ枝 中村梅花
○海女千鳥 坂東新悟 ○越中次郎兵衛盛次/丹波少将成経 中村松江
○後白河法皇 中村東蔵
“俊寛” つまり二幕目の “鬼界ヶ島の場” は観たことがありますが、他の幕は初見。
何でも『通しは二十三年ぶり』、 “清盛公生誕九百年に因み上演” との事です。
その平清盛、劇中では徹底的な悪役。
近松の時代はこんな人物像がしっくり来たのでしょうね。
序幕では俊寛の妻東屋に『俺の女になれ』と強要。
『常盤御前とは違います』ときっぱり断られる。
三幕目では同乗の後白河院に『入水を強要』。
愚図る院(東蔵丈が流石の表現力)に業を煮やし海中へ蹴落とす。
結末は幽霊となった東屋と千鳥が清盛を呪い、火責め(清盛は高熱を発して死んだとされていますので、そこからの発想でしょう)の苦しみを受ける。
まぁお芝居ですので解り易く出来ております。
東屋=孝太郎丈、千鳥=新悟丈、二人の女形が大出来。
俊寛=芝翫丈、迫真の演技(清盛は損な役でしたなぁ)。
能登守教経/丹左衛門尉基康役の橋之助丈、良いところ取りでお得な配役。
有王丸=福之助丈、若いなぁ。大暴れ^^
『成程なぁ。前後はこんな話になっていたのかぁ』など友人と語らいつつ劇場をあとにしました。
動きに乏しい場面が長く、登場人物も少な目でしたが、個々の演技に深みあり。
うむ、満足。
Comment
う~む、迷うなあ、いろいろ行くからなあ。
佐平次さん
来月の大岡越前(天一坊)・梅玉、再来月の石川五右衛門・吉右衛門も面白そうですよ。
私、来月は予約しました^^;