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鈴本12下夜 12/27

12月27日(木)鈴本演芸場 夜席 -琴調六夜- 
-芝居と役者と講談と-
~立役のトチリを肴や馬の足~

『今年は是非とも都合をつけようぜ』と前々から相談して、鑑賞歴の長い友人と二人、久方振りの鈴本演芸場。
待望の “琴調六夜” 、その楽日に駆けつけました。


金原亭乃ゝ香 子ほめ
翁家社中 太神楽
田辺銀冶 岩戸開き
春風亭一之輔 掛取 
ロケット団 漫 才
柳家はん治 妻の旅行
宝井琴柳 小間物屋政談

~仲 入~

蜃気楼龍玉 親子酒
林家正楽 紙切り
宝井琴調 極付幡隋院長兵衛 『芝居の喧嘩』


◆乃ゝ香 『子ほめ』
御隠居の家から直接竹さんの家へ “子ほめ” へ行く短縮版。
中々達者な女流前座さん。
ただ、噺の中で何度も出て来る誕生祝儀の “一分” の発音が、 “一部” になってしまっています。
これは直した方が良いでしょうね。

◆翁家社中 太神楽
小花和助のご両人。
傘~五階茶碗~土瓶~ナイフ
今夜は初見のお客様も大勢いらっしゃる様子で、感嘆の声が大きく上がっていました。
しかし何回観ていても、和助さんの土瓶は凄いですなぁ。

◆銀冶 『岩戸開き』
女流。面長で目を惹く美人^^
古事記から天の岩戸の逸話を面白可笑しく演ってくれました。
ご自身の目力も強力で、迫力がありました。

◆一之輔 『掛取』
“薪屋の喧嘩” のみ。
“好きな物” は振らずに自然と喧嘩になっていく構成。
“窮余の末に考えついた” のではありませんから、図々しさが強調されますな、この演出は。
好高座でした。

◆ロケット団 漫 才
お馴染みの根多ですが、何度聴いても飽きが来ないのは細部を微妙に進化させているからでしょう。
時事根多を織り込んで愉快に沸かせてくれました。

◆はん治 『妻の旅行』
こちらもお馴染みの演目。
はん治節炸裂。
今夜はシニア層が多かったせいか、相当受けていました。
思い当たる所があるのでしょうな。私も大笑いさせて貰いました。

◆琴柳 『小間物屋政談』
仲入は老練のこの人。
根多は噺の方でもお馴染の大岡政談。
琴柳先生、呼吸器が厳しいのかな?
息を吸う際にヒューと音がしますね。
声も出にくい感じ。
そんな条件下でしたが、最善を尽くして演ってくれました。

◆龍玉 『親子酒』
酒呑みの枕でしたので私、友人に『 “元帳” だな』と囁き、覚えにも『元帳』と書き留めたのですが『親子酒』へ入りました。
見事な高座でしたねぇ。
これで膝に置いた手が時折滑って畳へ落ちる外連があれば、私的には完璧だったのですが、まだ若干呑み足りなかったかな?
好高座。巧いなぁ。

◆正楽 紙切り
鋏試し相合傘~金色夜叉~初詣~シャンシャン~亥年の門松

◆琴調 極付幡隋院長兵衛 『芝居の喧嘩』
木挽町山村座での町奴と白鞘組の喧嘩を名調子で。
歌舞伎ですと、この後斬られるのを承知で長兵衛が水野屋敷へ赴くのですが、今夜の高座は喧嘩場面のみ。
従って “幡隋院長兵衛の登場のない長兵衛物” ですね。
矢張り講釈は良いなぁ。お見事。


跳ねて友人とあれやこれやお喋りしつつホームタウンへ。
『講釈が間に挟まる芝居があったら教えてョ』と友人。
『勿論ともさ』と受けて、『松鯉先生の芝居も行きたいのだけれども、松之丞さんの人気で満員らしいんだョなぁ』と愚痴ると、『そうならなけりゃ無くなってしまうさ』
ごもっとも、ごもっとも ^^;



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

Comment

佐平次 URL|
#- 2018.12.28 Fri08:57
落語研究会とはダンチでしたか。
好い半日でしたね。
喜洛庵上々 URL|^^
#SFo5/nok Edit  2018.12.28 Fri09:38
佐平次さん
矢張り寄席が好ましいですね。
座組みが実に巧妙です。席亭の眼力でしょうか。
けれども演目は演者の選択ですから、『愉快な空間創出』は出演者全員の力でもありますね。
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プロフィール

喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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