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雲一里 2/4

 2月 4日(月)雲一里 雲助一朝小里ん三人会 日本橋劇場

雲一里。
第四回の今夜は、雲助師『居残り佐平次』、一朝師『火事息子』、小里ん師『猫の災難』。
第三回は昨年7月4日でした。七ケ月振りですね。
長い鑑賞歴を持つ友人と二人連れ。
先ず蔵前、そして人形町甘酒横丁と廻って食道楽の後、日本橋劇場。


◆柳家り助 『子ほめ』
何とも面白いふらを持つ前座さん。
開演前の「ご注意」が奇妙なアクセントの喋りでしたので客席の笑いを誘っていましたが、それがこのり助さん。
『日本人か?』という感じ。 “芝居掛かった声優さん” といった発声なのですな。
ふむぅ海舟師のお弟子さんかぁ。
ご隠居を恫喝するような八つぁん。それがまた面白い。
ちと気になる前座さんですね。

◆春風亭一花 『権助提灯』
こりゃ演目の選択が素晴らしい。
本妻と妾の意地の張り合い、表情が “素” でしたね。これ男性じゃぁ出来ませんョ。
女流ならではの好演出でした。

◆春風亭一朝 『火事息子』
目塗り場面は一朝師の温まりが足りなかった感じでしたけれども、父子対面から下げまでは調子が上がりました。
臥煙の息子はやや略筆。父親(旦那)の描写に重きを置きました。

~仲 入~

◆柳家小里ん 『猫の災難』
これは名演。
聴きながら『今夜帰宅したなら五合は無理でも三合くらい呑むぜ』と心に誓いましたね、私。
実際には缶ビール二本で済ませちゃいましたが ^^;
面白かったなぁ。酒呑みの心理描写が実にどうも・・・
以前何度か聴いた権太楼師の演出よりも “綺麗に” 纏めてくれました。
小里ん師らしいお洒落な『猫の災難』、お見事。

◆五街道雲助 『居残り佐平次』
古今亭系の “全部盛り” と言う印象。割愛は殆どありません。
私にとって最も耳慣れている志ん朝師の『居残り』に “確信犯佐平次” の薬味を利かせた感じ。
完成度、高かったなぁ。
“霞さんとこの勝つぁん” の取り巻き様など、志ん朝師型をより臭くした演出でしたが、ここまで出来るのは雲助師しか居ないでしょうねぇ。
金をせしめて歩き出す佐平次の風情から、私『やんま久次』の下げの場面を思い出しました。
佐平次が “ふん!してやったり!” てな雰囲気の表情を作ります。
雲助師、最初から最後までもう兎にも角にも物凄い勢いで噺を進めました。
下げは『お強に掛けやがって~胡麻塩ですから』ですが、仕込は一切無し。これで良いと思いますね。
好高座。約五十分の長講。素晴らしかった。


跳ねて『今夜もまた三席揃って好演だったねぇ』など感想を言い合いながらホームタウンへ。
いやぁ、お見事でした。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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