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国立3上夜 3/8

 3月 8日(金)国立演芸場 夜席

国立演芸場 3月上席8日目。
今席唯一の夜席。
寄席にはあまり馴染のない三人さんをお連れして “落語鑑賞会” 。


◆ 橘家門朗 『道灌』
初日と同じ演目ですが、前半のご隠居と八の遣り取りが若干整理された印象。
“高座百回” てなものですな。
速度感が増して、より面白くなりました。

◆柳家小もん 『真田小僧』
美声といっても差し支えない素晴らしい声質の持ち主ですね。
小燕枝師の声に似た良く通る声。
本編は出来るだけ嫌味を排した遣り取り。子供が六文を手にしたところまで。

◆柳家小八 『もぐら泥』
黒紋付で登場。
初日と同様 “わんこ蕎麦” の話題から。
私、『あぁ、これで “旅行日記” に入ってくれたら初心者さん大喜びだろうな』と思っておりますと、意表を突いて『もぐら泥』へ。
懐かしいなぁ。
喜多八師匠の十八番・・・
この噺、客席に顔を向けるよりも屈んだ姿勢と縛られた右手を強調した方が良いと思うのですが、段差のある国立の高座だと演りにくいのかも知れません。
財布を盗られる場面まで。

◆めおと楽団ジキジキ 音曲漫才
のりのり。受けていましたなぁ。

◆林家きく麿 『寝かしつけ』
小八師と同じ様に初日と同じ枕。
入歯の挿話が枕の最後半でしたので『歯ンデレラ』かと思いましたが、今夜は『寝かしつけ』へ。
子供の寝かしつけを巡り、父親とその友人(こちらは独身設定かな)が “桃太郎” の唄に乗せて問答風の遣り取りをする愉快な新作。
爆笑。

◆林家種平 『幇間腹』
小里ん師代演。
努めて軽く演った印象。
仲入なので『お忘れ物承り所』あたりを期待しましたが・・・。

~仲 入~

◆林家ペー 余談漫談
ホームラン先生代演。
マイクを手に歩きながらの “余談漫談” 。
久方振りに拝見しましたが、流石に往年の切れは薄れた印象。
歌って下がりました。

◆橘家文蔵 『のめる』
初日と同じ演目ですね。
直前が賑やかな高座でしたので、声量を落として入りました。
『皆が唄う訳じゃないんで・・・』
本編も文句なし。
前方のきく麿師の “桃太郎” をさりげなく一節唄って笑いを取る余裕。
好高座。

◆マギー隆司 奇 術
根多は初日と違いますがいつも通り、脱力系。

◆柳家小満ん 『猫の災難』
丁寧な紡ぎで噺を進めました。
呑む方はまさに “酒好き” の印象。
その次第に酔っていく姿、変化する言動、表情、全てが理に叶った形。
酔い方も品を保ったもので、綺麗です。下げへ向かう最終盤だけ愚図愚図に酔っていました。
素晴らしい高座。名演。


帰り道は『良かった』、『面白かった』、『最後の噺家さんが凄く巧かった』など、皆さんの感想を聞きながら。



Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:4 

Comment

佐平次 URL|
#- 2019.03.10 Sun09:54
小満んを評価するビギナー、我が党の士ですなあ。
Napua URL|
#- 2019.03.10 Sun19:15
楽しい演目ですよね🎵
演目が、良かったから、楽しめたんじゃないかなぁ🎵
喜洛庵上々 URL|
#SFo5/nok Edit  2019.03.10 Sun23:57
佐平次さん
初日の『長屋の花見』の時にも感じたのですが、この晩も小満ん師匠のコンディションが大変良い様に思いました。
帰りの車中は『賞賛の嵐』でした ^^
喜洛庵上々 URL|
#SFo5/nok Edit  2019.03.11 Mon00:08
Napuaさん
お連れした方々は『猫の災難』の筋をご存知ないので、緊迫感を登場人物と共有し『この状態をどう言訳するのか』を同調して考えていたと言っていました。
私達は「展開を追う楽しみ」を殆ど持てなくなっていますので、そうした感想が非常に新鮮に感じられました。
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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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