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鈴本7中夜 -蔵出し喬太郎作品集- 7/16

 7月16日(火)鈴本演芸場 夜席 『蔵出し喬太郎作品集』 - 引き出しの奥のネタ帳 -

特別企画公演六日目。
今夜は何が飛び出すかな?


林家八楽 穴子でから抜け
柳家小んぶ 新聞記事
三増紋之助 曲独楽  
春風亭一之輔 加賀の千代
柳家小平太 権助魚
林家楽一 紙切り
春風亭正朝 悋気の独楽
林家彦いち 熱血怪談部

~仲入~

ダーク広和 奇 術  
入船亭扇辰 田能久
柳家小菊 粋 曲    
柳家喬太郎 笑い屋キャリー


◆八楽 『穴子でから抜け』
酒の粕から穴子でから抜け。
二楽師門下、と自己紹介しましたので紙切りのお弟子さんでしょうね。
声が極端に大きくなったり小さくなったり、高座芸ではなく放送劇の様な感じでした。
まぁ本職じゃないのだろうし、仕方ないかな。

◆小んぶ 『新聞記事』
187cm、105kgと自己紹介。巨漢。
安心して聴くことが出来ます。独自のくすぐりや自虐根多も中々面白かったですね。

◆一之輔 『加賀の千代』
甚兵衛さんの造形が巧いなぁ。抜群の出来。
浅い時間の出番だと余計に技量が際立ちます。

◆小平太 『権助魚』
飯炊権助の造形が巧みですので、噺に引き込まれますね。
巧いねぇ。

◆楽一 紙切り
鋏試し横綱土俵入り~御神輿~相合傘~花火
犬を連れた夕涼みの男女二人に屋形船を添えた花火、傑作。

◆正朝 『悋気の独楽』
大失態。小平太師と丸つき。
初手の “焼餅は遠火に焼けよ焼く人の胸も焦さず味わいもよし” の客席反応で気づかなかったかなぁ。
“あれ?どうされました?” なんて言っていましたが・・・
十八番なので噺そのものの出来は良かったのですが、こりゃまずいねぇ。
楽屋から声が掛かるかとも思いましたが、或は前方の客席からでも・・・
誰か教えてあげれば良いのになぁ。

◆彦いち 熱血怪談部
鉄板根多を存分に。
仲入の持ち時間が短く感じられました。
素晴らしい速度感。好高座。

◆ダーク広和 奇 術
ビール瓶~浮く机~ファンカード
時間を見間違えたか、配分を誤ったのか、 “あれ?もう時間だ!” と下がりました。

◆扇辰 『田能久』
“全国の喬太郎ファンの皆さま、ご来場ありがとうございます”
『お血脈』かな?と予想しましたが『田能久』でした ^^;
流石の出来。

◆小菊 粋 曲
欽来節~都々逸~気前がよくて~品川甚句
10分程の高座。このくらいの持ち時間の方が充実していて、艶やかさが引き立つ感じ。

◆喬太郎 『笑い屋キャリー』
枕代りに今回興行の企画について説明をしましたが、それを聴くと今興行は新作で通す雰囲気ですね。

鈴本演芸場、最前列真ん中に陣取る “よく笑う白人女性” の正体はなんと “寄席芸人撲滅機関・鹿の穴” から派遣された工作員で・・・
今夜の流れを追いながらの楽屋落ち的展開やら、往年の名人の名を散りばめた “落語ファン向き” の一席。
“権助魚の後、どうして悋気の独楽を演るんだよ!” には大笑い。
“流れもぎりのお仙” の造形が途中から急に若返るのがまた愉快。
この噺はもっと頻繁に演っても良いのじゃないかなぁ?
評論家的な鑑賞姿勢への警句も含蓄されているし、定席でなら大うけ間違いないでしょう。
地方ホールですと微妙ですが ^^;


跳ねて『おっ、雨はあがったか』と夜空を見上げ、なぜか “私の青空” の歌詞、メロディが頭を過りました。
“『歌う井戸の茶碗』は今興行では演らないよな” 、など考えつつ家路へ。

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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