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国立10中昼 10/16

10月16日(水)国立演芸場 昼席


国立演芸場10月中席六日目。
降り出しそうな曇天。


◆林家彦星 『牛ほめ』
惚けた口調。
崩した『牛ほめ』。
着付も崩れていて胸元がはだけてシャツが見えていましたな。
与太郎が父親から口上を伝授される場面で、 “仕舞が・・・、端が・・・、真ん中が・・・” と『金明竹』の掴み込みを演りましたが、これは好ましくないなぁ。

◆桃月庵こはく 『たらちね』
“着物ってのはこう着るものだぜ” とばかりにきちっと着付けて出てきました。
所々端折りながら葱売りまで。
心地よく聴かせてくれました。

◆古今亭志ん丸 『源平』
志ん陽師代演。
屋島の “扇の的” を “真面目に” 講釈で演りましたが、あとは茶利の連続。
しかし、倶利伽羅峠~富士川~一の谷~屋島~壇ノ浦と紡いだのだから凄い。

◆翁家社中 太神楽
今日は勝丸師に代わり翁家和助・小花のご両人。
傘(毬・茶碗・升)、五階茶碗、ナイフ

◆隅田川馬石 『粗忽の釘』
馬石師特有の “一拍置いた間” で客席を笑わせてくれました。

◆柳家小里ん 『笠碁』
素晴らしい高座。
雨の中を菅笠を被って相手の店先を往来する美濃屋のご隠居。
その美濃屋の姿を追う大旦那の所作が凄かった。
先ず目だけでゆっくりと追い、最後の最後に顔を動かす。
その目の動き、好かったなぁ。
落語ってのは座敷芸なのだと思い知らせてくれました。
ここまで完成度の高い『笠碁』は聴いた事がありません。
名演。
休憩中、 “あそこで自分独りでも中手を入れりゃ良かったな” と大いに悔やみました。

~仲 入~

◆ニックス 漫 才
初日とは根多を替えて、脳トレのクイズから話題を紡ぎました。
面白くなりましたねぇ。
話題転換の折に挟む、妹さんの『そうですか』が実に好い決め台詞。
年齢を明かしてくれまして、47歳・46歳なのだそう。
びっくりしたなぁ。30代前半ぐらいかと思っていました ^^;

◆林家彦いち 『反対俥』
冒頭の “羽田空港風景” が中々面白かったので、 “こういう新作なのだなぁ” と思って聴いておりましたが、これは枕。
彦いち師版『反対俥』へ。
川底に潜って渡河する場面が愉快。
扇子で魚まで表現してくれました。

◆伊藤夢葉 奇 術
鞭~ハンカチ~紐~カード
カード当ての手順を初日と微妙に違えていました。

◆五街道雲助 『幾代餅』
安定の出来。
吉原の幾代が実に艶やか、綺麗な色気ですねぇ。
好高座。


跳ねて “今日は何と言っても小里ん師の『笠碁』だな” と独りごちつつ家路へ。

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

Comment

サヘイジ URL|
#- 2019.10.18 Fri10:04
小里ん、さぞかし、と思いました。
喜洛庵上々 URL|
#- 2019.10.18 Fri10:40
佐平次さん
小里ん師、凄味を秘めた素晴らしい高座でした。
『仲入で帰って、余韻を楽しむのも一興かな』との思いが頭をよぎった程です。

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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