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第617回 落語研究会 11/26

11月26日(火)第617回 落語研究会 国立小劇場


TBS落語研究会。
今夜の主任は雲助師、十八番の『火事息子』。
仲入は市馬師、これまたお得意の演目『掛取り』。
そして龍玉師、お家芸『駒長』で登場。
他に夢丸師、小辰さんの出演と触れられております。


◆入船亭小辰 『一目上がり』
勢いを感ずる高座でしたが・・・
八五郎の惚けた様子、与太郎振りが描けていないのね。
だから客席が沸かないのだなぁ。
また、枕で先輩噺家を揶揄した事も客席の反応が薄かった理由のひとつかも知れません。
まぁ、頷ける内容ではありましたけれども、やや澱が残りましたね。
“驕る平家は久しからず” 。
精進々々。

◆蜃気楼龍玉 『駒長』
“この噺は珍しい噺でして、珍しいと言う事はつまり演り手が少ない。演り手がいないのは面白くないからなので、どうぞそのお心算で聴いていただきたい” と前置き。
更に “美人局” を仕込んで本編へ。
以前寄席で聴いた時に比べ、長兵衛の切迫感が薄れやや滑稽風味へ寄せた印象。
お駒の心情を細密に描き、駆け落ちの正当性を支えました。
長八は底意のない好人物。
巧く纏めてくれました。好演。

◆柳亭市馬 『掛取り』
狂歌~喧嘩~義太夫~芝居。
最初の家主との遣り取りで、本来八五郎から発せられる台詞である “桜丸の散る頃には梅王丸に致します” を飛ばしてしまった為に、家主が唐突に “菅原もどきで言い訳をするならば・・・” と言い出す小事故。
家主が “桜丸・・・” 以降の台詞を付けてしのぎました。
賑やかに、また明るい調子。好演。

~仲 入~

◆三笑亭夢丸 『将棋の殿様』
『落ち着いて喋りなさいョ』って感じですな。

◆五街道雲助 『火事息子』
火消、臥煙、彫り物などを仕込んで本編へ。
この仕込、そして本編ともに圓生師の型を踏襲しました。
藤三郎の造形は十八番の『夜鷹そば屋』の惣吉と似通った雲助師お得意の描写。
蔵の目塗に四苦八苦する番頭との短い会話のみで、鯔背な藤三郎を鮮やかに浮き立たせました。
親子対面場面の描写は、以前の高座に比してあっさり目。
総体、明るい調子で纏めました。
好高座。


跳ねて、めっきり寒くなったなぁなど独りごちつつ家路へ。

Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:2 

Comment

佐平次 URL|
#- 2019.11.28 Thu10:11
小辰は女性票に助けられているような感じがあります。
龍玉、昨日池袋で聴きましたが、進歩していました。
喜洛庵上々 URL|
#SFo5/nok Edit  2019.11.28 Thu15:53
佐平次さん
小辰さん、乗ってる若手なのでしょうけれども独演会ではありませんからね。
違和感を覚えました。
私、以前に喬太郎師が寄席の主任高座で天どん師の名を出して肴にした折に、お客様が退場したのを目撃しています。
他人様やご同業のお噂ってのは、避けた方が良いと感じますね。
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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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