FC2ブログ

五街道雲助大須独演 夜の部 11/10

11月10日(土)大須演芸場 五街道雲助大須独演 
~昼は長屋、夜は廓の江戸風景~ 夜の部

昼の部から流連で夜の部へ。
この大須演芸場、一階は131名、二階は80名定員とのこと。
もぎり横の壁には志ん朝師の高座姿やお席亭との写真、ミヤコ蝶々先生の高座写真などが飾られ、懐かしさ一杯。

夜の部までの時間、二階席へ上がってみましたが二階は段差のついた桟敷席なんですね。
風情のある小屋です。
このくらいの規模の小屋が寄席本来なのかしらん、とも思いました。

さて夜の部、雲助師の根多は『品川心中』と『よかちょろ~山崎屋』。

◆雷門獅篭 『時きしめん』
『時蕎麦』の名古屋版。
二文誤魔化します。
下げがちと辛いけれども、面白く聴かせてくれました。

◆五街道雲助 『品川心中』
志ん生師から馬生師、志ん朝師へ伝承された古今亭の『品川心中』。
前半のお染と貸本屋金蔵の心中相談から笑いの連続。
客席は雲助師の作る江戸風景へと入り込みました。
私など、なんですか妓楼の二階座敷の片隅に座して一部始終を見ている様な錯覚に陥っていました。
ちょっと入り過ぎかな、これは。

命からがら海から上がり『やれ助かった』と思いの外「犬の町内送り」に追い掛けられる金蔵。弱り目に祟り目の有り様。
この金蔵に表戸を叩かれ、慌てて賭場の始末をする親方宅のどたばた。
何回聴いても愉しい場面ですねぇ。
梁へぶら下がる者、竃へ頭を突っ込み抜けない者、睾丸を落としたと騒ぐ者などお馴染みの慌て連中。

賽子を呑み込んで隠し、それを何とか出そうと背中を叩いて貰って一つづつ吐き出します。この若者、賽の目を見て『やっぱり半だ』と嘆息。
これには大笑い。
この賽子のくだりは初めて聴きました。雲助師の工夫かしら。

手水へ落ちた与太郎が上がって『あたいここに居るの』まで。
いやぁ面白かったぁ。

~仲 入~

◆五街道雲助 『よかちょろ~山崎屋』
前半は放蕩息子と父親たる大旦那の、後半はその遊び好きの若旦那と番頭の遣り取りを面白可笑しく聴かせてくれました。
隠し女の存在を若旦那に知られ狼狽える番頭、つい『あれは妹の又従兄弟のその遠縁の・・・』と言い訳。
ここで雲助師が『そんな尼崎の相関図みたいなこと』と遊んで、客席を更に沸かせます。

花魁を嫁にしようと番頭の書いた狂言一幕。
鳶頭、番頭、若旦那がそれぞれ絶妙の演技で大旦那に接します。
ここは本当に落語的面白さでした。
爆笑のうちに枕で仕込んだ『三分で新造が付きます』と下げて幕。

打ち出しは十九時過ぎ。
楽しかったぁ。
客席も集中して聴き入っていた印象。
よく寄席などで何か袋を開けたりする音が聞こえてきて興をそがれることがありますが、今日はそんな雑音は皆無。
本当に楽しく聴く事が出来ました。

雲助師、昼夜四席の高座を愉快に勤めてくれました。
地元の雷門獅篭さんも面白かった。
名古屋弁の『時きしめん』、好かったです。漫画も探して読んでみましょう。


跳ねて大須の観音様境内を抜け地下鉄駅へ。
いやぁ、好い一日でした。楽しかったなぁ。素晴らしい芝居でした。

『来年もこんな趣向があれば、また来るね』と家人と意見一致。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

Comment

comment form
(編集・削除用):
管理者にだけ表示を許可
プロフィール

喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

最新記事
最新トラックバック
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR