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古今亭文菊真打昇進襲名披露 11/15

11月15日(木)古今亭文菊真打昇進襲名披露 にぎわい座

五十日間続いた定席の披露目を打ち上げますと、こうした地方での披露興行が始まります。
今夜は定席とは趣を異にして、古今亭文菊師の単独披露。
のげシャーレ『よこはま菊六開花亭』でお馴染みの文菊師匠、凱旋公演です。

◆春風亭一力 『牛ほめ』

◆古今亭志ん吉 『真田小僧』
「何かを掴んだ」のか、一皮剥けた印象。
客席の反応を確かめながら噺を進め、余裕を感じさせる高座でした。
志ん吉さんは声を張る場面などで、時として一本調子になりがちなのが気になりますが、今夜はめりはりの効いた口跡で好印象。
面白かったなぁ。

◆古今亭菊生 『権助魚』
権助のおとぼけも面白可笑しく、前方の一力さん志ん吉さんで温まった客席を更に温めました。
好演。

◆古今亭志ん弥 『元帳』
お家芸を掛けてきました。
おそらく時間が押したのでしょう。
最後半がやや駆け足になったのが惜しまれますが、誠に結構な『元帳』。
お見事。

仲入で席を立ちながらの客席のそこここで『巧いなぁ』、『上手だねぇ』と感嘆の声が上がっていました。

~仲 入~

◆口上 上手より志ん弥、文菊、菊生。
司会は菊生師、文菊師自らも挨拶。
志ん弥師、菊生師の心温まる口上。
文菊師が『横浜を第二の故郷と心得て・・・』とやった時、脇の志ん弥師が絶妙の表情を作り客席を沸かせました。
その志ん弥師の音頭で三本締。

一門だけの口上ってのも和気藹々としていて、観ていて愉快ですね。

◆ぺぺ桜井 ギター漫談
うけていましたねぇ。

◆古今亭文菊 『稽古屋』
「地下室」では下座の姐さんと合わせてという事は出来ませんでしょうから、芸能ホールならではということでしょう。
新真打、横浜の初演は『稽古屋』。

女性の描写が抜群に巧い文菊師にぴたりの噺。
「落語白樺派」(7/6 にぎわい座)の時にも感じましたが、“みいちゃん”に稽古をつけるお師匠さんの目の動き、声の調子、表情が秀逸。
素晴らしい出来でした。


家人曰く『今日は兄弟子さん達も手加減しなかった』。
そう、その通り。
志ん弥師菊生師の素晴らしい芸の一端に触れることも叶い、素敵な一夜となりました。


今夜を含め披露目で私が鑑賞した文菊師の根多は六席。
『七段目』『妾馬*』『猿後家』『火焔太鼓*』『甲府い*』『稽古屋*』(*は主任)。
どの噺もそつなくまとめ、高い完成度だった様に思います。
特に国立の『甲府い』は名演だったなぁ。

下りた緞帳の奥から漏れ聞こえる手締を背に家路へ。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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