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鈴本12上夜 12/3

12月 3日(月)鈴本演芸場 夜席
『雲助 冬のお約束』

三日目の根多は『首提灯』
朝食の会話で『かなり面白い筈』と演出を語っておりましたら、昼過ぎに家人から『急遽同行』との連絡。
二人してやって参りました。

古今亭きょう介 たらちね
金原亭小駒 真田小僧
アサダ二世 奇 術
隅田川馬石 時そば
春風亭正朝 看板のピン
ホームラン 漫 才
桃月庵白酒 紙入れ
宝井琴調 夜もすがら検校

~仲 入~

ストレート松浦 ジャグリング
入船亭扇辰 千早振る
柳家小菊 粋 曲
五街道雲助 首提灯

◆きょう介 『たらちね』
祝言が決まって帰宅した八五郎の独白場面描写が面白く、思わず吹き出しちゃった。開口一番から客席が温まりました。

◆小駒 『真田小僧』
以前同じ演目を聴いたことがありますが、今夜はなにか余裕を感じさせる高座。間がいい、と言うのかしら間がとれているんです、以前よりも。
昇進決定効果でしょうか。
好演。

◆アサダ二世 奇 術
今夜は漫談をかなりやってくれました。これがまた面白かったなぁ。
奇術は紙コップ、ロープ、カード、お札。
まるで『ぞろぞろ』の様に千円札が次から次へ。不思議ですねぇ。
お見事。

◆馬石 『時そば』
地噺的な場面説明の殆ど無い演出で調子良く進みます。
蕎麦の食べ方も上品で好感。
素晴らしい『時そば』を聴きました。

◆正朝 『看板のピン』
正朝師らしく、さらりとした味。
愉しそう~に。面白かったぁ。

◆ホームラン 漫 才
旅の営業根多や芝居根多をたっぷり。
たにし、大活躍。

◆白酒 『紙入れ』
いつもの毒舌で沸かせておいて、さっと『紙入れ』へ入りました。
新吉も旦那も女将に転がされているのが愉快。
上品な『紙入れ』。好演。

◆琴調 『夜もすがら検校』
てっきり義士ものと思い込み、まだ読み始める前に雪の話題など出ましたので『南部坂雪の別れ』かと早とちり。
しかし佳い話しだなぁ、これは。
堪能しました。

~仲 入~

◆ストレート松浦 ジャグリング
昼夜二回出演。
この芸を一日何回も披露するのは大変でしょうね。
今夜も元気良く朗らかな高座。

◆扇辰 『千早振る』
文句なし。素晴らしい出来。
出鱈目な解釈をごく自然に喋りだす演出が新鮮でした。
面白かったですねぇ。

◆小菊 粋 曲
雨で客席が薄かったからか、寄席の芸というよりも座敷芸を意識したのかな?
しっとりと静かな唄で聴かせてくれました。
最後の両国風景だけ曲目がわかったのですが・・・。

◆雲助 『首提灯』
『試し斬り』など複数の小咄を枕に。
前半、酔っ払いが屋台のおでん屋で無体を通す場面の丁寧な描写から入り、客席を前に乗り出させます。

田舎侍の造形も見事でしたねぇ。
酔っ払いと侍をてれこてれこで演じ分け、非常に現実的な風景を目の前に現してくれました。

首を斬られていると知ったあと(ここの演出を今朝家で喋っていた訳ですが)豊かな表情で面白~く盛り上げて、下げへ。
いやぁ愉快愉快。面白かったなぁ~。


家人は馬石師『時そば』、白酒師『紙入れ』、扇辰師『千早振る』、お目当て雲助師『首提灯』が印象的とのこと。
私も同感。
出演の師匠方が軽い噺で繋ぎ、琴調先生が締める。小菊姐さんがお座敷風情でしっとりという流れにも拍手。
満足、満足。肩の凝らない席でした。

なんだか時間が経つのが物凄く早かったなぁ。

跳ねて水溜まりを避けながら、人通り疎らな中を家路へ。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)

Author:喜洛庵上々 (きらくあん しょうしょう)
喜洛庵寄席桟敷へお越しいただきまして、ありがとう存じます。
寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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