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鈴本12上夜 12/9

12月 9日(日)鈴本演芸場 夜席
『雲助 冬のお約束』

根多出し興行九日目。雲助師古今亭十八番『替り目』でご機嫌を伺います。

柳家圭花 道灌
金原亭小駒 鷺とり
ストレート松浦 ジャグリング
蜃気楼龍玉 鰻屋
春風亭正朝 初音の鼓
ホンキートンク 漫 才
隅田川馬石 鮑熨斗
宝井琴調 匙加減

~仲 入~

アサダ二世 奇 術
入船亭扇辰 手紙無筆
柳家小菊 粋 曲
五街道雲助 替り目

◆小駒 『鷺とり』
六月の雲助師の芝居で聴いた記憶があります。(鈴本6上夜 6/8)
その時に比べて俄然面白くなっていますね。自信を持った高座で、客席を観察して間をとる余裕も感じました。好演。

◆龍玉 『鰻屋』
こちらも小駒さんの『鷺とり』と同日(6/8)に聴いて以来の演目。
あの時は鰻屋の表情に物足りなさを感じましたけれども、今夜は表情豊かに素晴らしい出来。
面白かったなぁ~。

◆馬石 『鮑熨斗』
五十銭は予め借りてある設定の短縮版。
実は馬石師の『鮑熨斗』、鈴本8中夜「さん喬、権太楼夏まつり」(8/13)で聴いて残念な印象だったのを覚えているのですが、今夜は全く違いました。
やはりあの芝居の時は、なにか調子を損なう故障があったのでしょう。

枕で今日は馬石師自身が食事を取り損ねていて、逗子の落語会の帰りの車中でもお弁当の販売がなく、お土産にいただいた「しらす干し」をつまみながら上野へ来たと語りました。
まさに迫真の腹ぺこ演技。
甚平衛さんになりきっての好高座。お見事。

◆琴調 『匙加減』
初めて聴きました。
調べてみると圓窓師が噺に直して掛けているとのことですが、それも存じませんでした。
大岡ものらしい勧善懲悪、爽快な一席。好演。

◆小菊 粋 曲
お馴染みの唄に続き、最後は品川甚句で賑やかに。

◆雲助 『替り目』
枕は馬生師匠直伝の酔っ払いの話。
お汁粉のやつ、私これ好きなんです。
何度聴いても面白いなぁ。

お家芸の端緒は志ん生師もやっていた数え歌から。

元帳を女房に見られた後、亭主は新内流しを呼び止め都々逸を注文。(小菊姐さんが都々逸を掛けなかったのはこのためだったのね。)
ここで新内流しが「明治一代女」を三番まで披露する大外連。歌い出しの調子が高かったか、危うく声が出なくなりかけましたがなんとか無事終了。
すっかりご機嫌の酔っ払い亭主、果てにかっぽれを踊り出すという抱腹絶倒の高座に客席大爆笑。

昨夜、難しい顔をして淀五郎に稽古をつける仲蔵を演じていた同じ人とは思えません。
いやぁ~、面白かったなぁ~。恐れ入りました。


家人は琴調先生『匙加減』とお目当て雲助師『替り目』にご満悦。
私は、以前の口演時の印象をがらり払拭してくれた龍玉師、馬石師の好高座が心に残りました。

広小路の信号待ちで、湯島から吹き抜けてくる寒風に思わず身を縮めながら家人と顔を見合わせ『面白かったねぇ~』と意見一致。





Tag:落語会・寄席  Trackback:0 comment:0 

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喜洛庵上々

Author:喜洛庵上々
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寄席、落語会、舞台などの鑑賞記を綴って参ります。

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